日本語に限定すると、リーチ数が少なくなることが課題
今回インタビューをさせていただいた方は、あのポケモンカードのイラストやモンスターハンターのイラストを描かれているさいとうなおきさんです。
さいとうなおきさん、実はクロボの翻訳サービスをご利用前はYouTubeの再生回数や登録者が頭打ちになっているという課題を抱えておられました。
そこでクロボのサービスがいかにマッチしたかであったり、どんな方にクロボのサービスをお勧めできるかをさいとうなおきさんに聞いてみました!
ーーー簡単にチャンネルの自己紹介とチャンネルの概要についてお聞かせください。
はい、チャンネル名はさいとうなおきです。僕の名前もさいとうなおきで、イラストレーターをしています。
僕のYouTubeチャンネルでは、お絵描きに役立つ情報発信をしています。
イラストを魅力的に描くポイントや、魅力的ではない絵の特徴という情報を中心に発信しています。
ーーーさいとうさんの事を調べたら、Wikipediaにポケモンやモンスタハンターのイラストを描いている人だと書かれてあり驚きました。イラスト界の巨匠とお仕事ができて嬉しいです。
そうなんですよ、ありがたいことに有名なコンテンツにも関わらせていただいていることが多いです。
巨匠ではないですが、確かに有名な方ではあるかな (笑)
ーーーこれまでのファンの獲得方法をお聞かせください。
今のファンはYouTubeからのオススメによって入ってきた人がほとんどだと思います。
おそらく、YouTubeのオススメに私の動画が表示されたのをきっかけに、その動画を少し見て、私のことを調べるという流れが多いと思います。
そして調べてみたら、ポケモンの絵を描いている人なんだってなっている人が多いと思います。
ただ、Twitterで活動している時は、逆でした。
Twitterで活動している時は、 この絵はさいとうなおきって人が描いているんだというクレジットを見てから、僕のツイートを見てくれたりフォローしてくれた人が多かったと思います。
なので、TwitterとYouTubeでは完全に逆ですね。
YouTubeでは、有名なイラストを描いているという情報に頼らずに、ただ単に絵を描くのに役立つ情報を提供することに力を入れています。
コメント見てると海外の方も参考にしてくれているみたいで、めちゃめちゃ嬉しいです!
ーーー翻訳前にはどんな課題があったのでしょうか?
私のようなニッチなコンテンツは、なかなかチャンネル登録者数が伸びないことが悩みでした。
周りのエンタメのコンテンツを扱っている人たちは、一気にチャンネル登録者数が100万人を達成していました。
ただ、私の場合はお絵かきのコンテンツでしたから、チャンネル登録者数100万人を達成することは不可能だと思っていました。
そんな中、海外でお絵かきのコンテンツを発信しているクリエイターは、チャンネル登録者数が100万人を超えていることを知りました。
なので、日本語に限定するとリーチできる数が少なくなってしまうことが課題だと私は思っていました。
エンタメよりの動画を発信して100万人を目指すことも良いと思ったのですが、やっぱり面白さではエンタメ動画には勝てないじゃないですか。
だから私は絵を描く人に役立つというコンテンツの指針を変えず、見てくれる人の層を広げるということにしました。
ーーーそこで出会ったのがクロボだったんですね?
いえ、クロボと出会う前に私は1度失敗をしたんですよ。
初めは翻訳ではなく、吹き替えにチャレンジをしまして。
海外に向けて発信をすることは決めたのですが、動画を吹き替えしたらいいのか、それとも翻訳した字幕を追加したらいいのかが分からなかったんです。
そんな時、ちょうど知り合いに英語できる人がいて、その方に吹き替え作業を助けていただいたんですよ。
ただ、手間がとてもかかって、コストもすごいですし、そんなに効果がなく、あれは失敗しましたね。
そして次に出会ったのがクロボです。
この価格で15言語に翻訳できる会社って、他にあるの?
ーーークロボと取引した印象はどうでしか?特に納期や価格についてはどうでしたか?
まず納期が48時間っていうのは早いなと思いました。
金額についても、まだ収益化できていないチャンネルだと厳しいとは思いますが、20万弱であれば元を取れるだろうと思い、クロボに翻訳をお願いしました。
あと意外だったのが、芸能人の宮迫さんのチャンネルなども翻訳していたので、大手どころもやっているんだなと驚きました。
ーーー他社と弊社の明確な違いはありますでしょうか?
そもそも、この価格で15言語の字幕をつけれる会社は他にあるんですか?
多分、無いですよね。
私は初め英語だけ字幕を付けられたらいいなと思っていたんですよ。
それでクロボの費用を見ると19万円くらいだったので、それでもやってみようと思っていました。
ただ、お話を聞いた時に「英語だけでなくて、15言語でこの金額です。」と言われたので「ん??」となりました (笑)
また、最初は「アラビア語とか見られるのか?」と思っていたんですが、アラビア語でコメントをしてくれる人も実際にいるんですよ。
インドネシアやブラジルの方にもよく見られているみたいで、よくコメントをいただきます。
だから、この価格と言語数が他社のと違いじゃないでしょうか。
ーーークロボのサービスを取り入れて課題は解決されましたか?
完全に解決したというところまではいっていませんが、解決に向かっていることは間違い無いです!
翻訳を導入する前と今とでは1日のチャンネル登録者数を見ると明らかに違っています。
翻訳をする前の1日のチャンネル登録者数の増加は200〜300人でした。
ただ、翻訳を開始して海外の視聴者が定着し始めてから、1日にコンスタントに1000人くらい増えています。
また、偶になんですが、1日に4000〜5000人ほどチャンネル登録者数が伸びることもあります。
しかもその登録者のほとんどが海外の視聴者の方なんですよ。
その時は脳汁が出るほど嬉しいです(笑)
ーーー今後の目標をお聞かせください。
目標はチャンネル登録者数100万人です!
海外のお絵かきのコンテンツを上げているクリエイターは100万人を超えているから、ひとまずそこを目指したいです。
私自身、海外からの視聴者が増えれば100万人はいけると思ってます。
まだ日本ではチャンネル登録者数が100万人を超えているお絵かきチャンネルは無いので、達成できたらとても嬉しいです。
ニッチなコンテンツを発信している人にはオススメ!
ーーーこのサービスをどんなYouTubeクリエイターさんにオススメしたいですか?
そうですね、狭くて、ニッチなコンテンツを発信している人にとっては、すごくメリットがあると思います。
日本だけだとリーチ数が少ないですが、そのニッチな情報を知りたいユーザーって世界にはたくさんいるはずなんですよ。
だからそのようなニッチなコンテンツを上げているクリエイターさんにとってはすごく有用なのでオススメです。
特に海外に無いようなコンテンツを上げているクリエイターさんにいいじゃないでしょうか。
伝統工芸のようなコンテンツを上げている人は、このサービスはいいのかなと思います。
着物や茶器を作っている人だったり、そういう伝統工芸品の作り方を発信している人にはオススメですね。
あと、そういった伝統工芸って後継者不足の問題もあるじゃ無いですか?
時々海外の人が後継者として日本の伝統を引き継いでいることも聞くんですよ。
だから伝統工芸のような情報を海外に発信することによって、海外の人たちがやってみたいという人たちが日本に来たりするかもしれないですよね。
そして、もしかしたら後継者になってくれる可能性もあり得ますよね。
ーーー最後に弊社の改善点をお聞かせください。
今は解決されたんですが、字幕を私自身がアップロードする作業が面倒臭かったですよ(笑)
ただ、字幕を自動でアップロードできないかとクロボに相談したら、本当に実現してくれたので本当に良かったです。
あれは本当に面倒くさかったので助かりました。
他にはYouTubeってタイトルが大事だと思うので、タイトルがどのように翻訳されるのかが分からないので少し不安ですね。
あとは、タイトルにパワーワードのような、これを入れておくと海外のウケがいいですよというデータがあれば嬉しいです。
ーーー貴重なお時間いただきありがとうございました。