YouTubeアノテーションは廃止!代替機能で滞在時間を延ばすための完全ガイド

目次

「動画の中にリンクを貼って、他の動画も見てもらいたいのに、設定メニューが見つからない……」とお困りではありませんか?

実は、以前YouTubeで使われていた「アノテーション機能」は廃止されています。
よって現在は利用することができません。
しかし、焦る必要はありません。
今はスマホにも対応した、より便利でスタイリッシュな代替機能が存在します。

本記事では、アノテーションと新機能の違いを比較し、
「カード」と「終了画面」を活用して視聴者の滞在時間を延ばすための活用法4選と、
見落としがちな注意点について解説します。
これらを使いこなせば、チャンネルの回遊率は確実にアップするはずです。

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【YouTubeアノテーション】とは?

「YouTubeアノテーション」とは、
かつて動画上にテキストやリンク機能付きのエリア(吹き出しなど)を表示できた機能のことです。

しかし、この機能は2019年1月に完全に廃止されています。
現在は「カード」と「終了画面」という2つの機能に置き換わっています。

旧アノテーションと新機能の比較

なぜアノテーションが廃止され、新しい機能へ移行したのか、その主な違いを表にまとめました。

特徴旧 アノテーション新 代替機能(カード・終了画面)
特徴旧 アノテーション新 代替機能(カード・終了画面)
対応デバイスPCのみPC・スマホ・タブレット
表示デザイン吹き出し・テキスト枠など統一されたカード・アイコン
表示タイミング好きな時間に設定可能動画中(カード) / 動画末尾(終了画面)
モバイル対応❌ 非対応(これが廃止の主因)
完全対応
現状利用不可
利用可能

現在のスタンダードな2つの機能

  • カード機能
    ・動画再生中、右上に「i」マークとして表示されます。
    ・クリックすると関連動画や再生リストが展開されます。
  • 終了画面(エンドカード)
    動画のラスト5秒〜20秒に表示されます。
    ・次の動画やチャンネル登録ボタンを大きく配置できます。

【アノテーション代替機能】の活用法 4選

視聴者を飽きさせず、チャンネル内に留まってもらうために、
有効な「カード」と「終了画面」の活用法を厳選しました。

まずは以下の4つを実践しましょう。

  • 離脱ポイントにカードを設置して引き留める
  • 関連性の高い動画を終了画面で提示する
  • 再生リストを使って連続再生を促す
  • チャンネル登録を動画内で完結させる


それでは、具体的に解説します。

離脱率が高い箇所に「カード」で関連動画を出す

視聴者維持率(アナリティクス)を確認し、
グラフが大きく下がっている(視聴者が飽きて離脱している)タイミングに対策を打ちます。

  • 維持率が低下し始めるタイミングに合わせて、「カード」機能で別の動画を提案する。
  • 動画編集の段階で、カードが出るタイミングに合わせて、
     『こちらの動画もおすすめ』というテロップや音声を入れておく。
  • 理由:チャンネルからの早期離脱を防ぐためです。
    動画を閉じてYouTubeから離脱される前に、
    「こっちなら興味あるかも?」と選択肢を与えることで、
     チャンネル内での回遊を維持できます。


関連動画については、
こちらの記事を参考にしてください!
【YouTubeの基礎】関連動画とは?関連動画から視聴者を増やす3つの方法を簡単に解説!

視聴維持率の確認方法については、
こちらの記事を参考にしてください!
YouTubeの視聴維持率の目安とは?低くなる原因5選を解説!

終了画面で「視聴者が興味を持ちそうな動画」を表示する

動画の最後(終了画面)には、必ず「動画」を配置しましょう。
ここでは自分で特定の動画を指定するのではなく、YouTubeの自動選定に任せるのが鉄則です。

  • 終了画面の設定で、要素の1つを「視聴者に適したコンテンツ」に設定する。
  • 理由:次の再生に繋がる確率が最大化するためです。
    YouTubeのアルゴリズムは、そのユーザーの視聴履歴に基づいて、
    「最もクリックされやすい動画」を自動で表示してくれます。


終了画面の設定方法については、
こちらの記事を参考にしてください!
【2分で解説!】YouTubeの終了画面の設定手順と、おすすめの設定についてご紹介します!

「再生リスト」への誘導でシリーズ視聴を促す

単発の動画ではなく、「再生リスト」をカードや終了画面に設定することで、
動画を連続して見てもらう仕組みを作りましょう。

  • 動画の内容がシリーズ物や講座形式の場合、
     その「再生リスト」自体をカードや終了画面にリンクさせる。
  • 理由:チャンネルの滞在時間を延ばすためです。
    1本見終わった後、自動的に次の動画が再生される環境を作ることで、
     操作の手間なく長時間動画を見続けてもらえます。


再生リストの作成方法については、
こちらの記事を参考にしてください!
【超簡単】YouTubeの再生リストの作り方を2分でご紹介します!

チャンネル登録ボタン(透かし)を常設する

動画プレイヤーの右下に、常にチャンネル登録ボタン(動画の透かし)を表示させておきましょう。
これもアノテーションの一種のような役割を果たします。

  • YouTube Studioの「カスタマイズ」→「ブランディング」を開く。
  • 正方形のアイコン画像をアップロードし、表示タイミングを「動画全体」に設定する。
  • 理由:リピーター獲得に繋がるためです。
    動画を見て「いいな」と思った瞬間に、マウスを少し動かすだけで登録できるようになります。

【アノテーション代替機能】を利用・実行する際の注意点

「カード」や「終了画面」は便利な機能です。
しかし使い方を間違えると逆効果になり、視聴者を不快にさせるリスクがあります。
以下2点には特に注意してください。

重要な映像やテロップに被らないように配置する

終了画面やカードの表示は、
動画内の重要な情報(字幕や演者の顔など)を隠してしまう可能性があります。

  • 注意が必要な理由
    見たい部分がリンクで隠れると、視聴者はストレスを感じてしまいます。
    その結果、ブラウザバックしてしまう原因になるためです。
  • 対策
    動画編集の段階で、ラスト20秒は終了画面専用のスペース(余白)を確保した構成にする。
    カードを表示するタイミングに、重要なテロップが右上に出ていないか確認する。

外部サイトへのリンクには参加条件がある

「自分のブログやHPに誘導して滞在時間を延ばしたい」と考える方もいるかもしれませんが、
YouTube動画から外部サイトへ直接リンクを貼るには条件があります。

  • 条件
    YouTubeパートナープログラムに参加している(収益化済みである)こと。
  • 詳細
    収益化していないチャンネルでは、
    カードや終了画面を使って外部サイト(YouTube以外)へ飛ばすことはできません。
  • 対策
    まだ収益化できていない場合は、無理に外部へ飛ばそうとせず、
    まずはYouTube内での回遊(総再生時間)を増やすことに全力を注ぎましょう。
    それが結果的にチャンネルの評価を高める近道となります。

まとめ

アノテーションは廃止されましたが、「カード」と「終了画面」を適切に使えば、
以前よりも効果的に視聴者をファン化し、サイト滞在時間を延ばすことができます。

記事の要点は以下の通りです。

  • アノテーションは廃止済み。今はスマホ対応の「カード」と「終了画面」を使う。
  • 離脱しそうなタイミングでカードを出し、別動画へ救済誘導する。
  • 終了画面では「視聴者に適したコンテンツ」を選び、AIの力を借りる。
  • 再生リストを活用して、連続再生による長時間滞在を狙う。
  • 表示被りに注意し、動画の最後にはリンク用の余白を作る。


まずは、過去に投稿した人気動画の「終了画面」設定を見直すことから始めてみましょう。
たったそれだけで、今日の再生時間が変わるかもしれません!

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Q. YouTubeアノテーションは現在も使えますか?

A. いいえ、YouTubeアノテーションは2019年1月に完全に廃止されており、現在は利用できません。
代替機能として「カード」と「終了画面」が提供されています。

Q. アノテーションの代わりに使えるYouTubeの機能は何ですか?

A. 現在は「カード」と「終了画面」の2つがアノテーションの代替機能として利用できます。
どちらもPC・スマートフォンに対応しており、視聴者の回遊率向上に効果的です。

Q. カード機能はどのタイミングで使うのが効果的ですか?

A. 視聴維持率が下がり始める離脱ポイントに合わせて表示するのが効果的です。
関連性の高い動画や再生リストを提示することで、チャンネル内での視聴継続を促せます。

Q. 終了画面にはどの動画を設定するのがおすすめですか?

A. 終了画面では、特定の動画を指定するよりも「視聴者に適したコンテンツ」を選択するのがおすすめです。
YouTubeのアルゴリズムが、視聴者ごとに最もクリックされやすい動画を自動表示します。

Q. カードや終了画面で外部サイトへリンクできますか?

A. 外部サイトへのリンクは、YouTubeパートナープログラムに参加している(収益化済みの)チャンネルのみ可能です。
未収益化の場合は、YouTube内での回遊を優先することが推奨されます。

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