「再生回数はあるのに、チャンネル登録が伸びない」や、
「動画が途中で離脱されている気がする」といった悩みを抱えていませんか?
その原因は、もしかすると「視聴維持率」にあるかもしれません。
視聴維持率が下がってしまうと、
YouTubeのアルゴリズムがその動画を「視聴価値が低い」と判断して、
表示機会が減少するリスクが高まります。
本記事では、視聴維持率の目安、維持率が下がる5つの原因までをわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください!
YouTubeの視聴維持率とは
YouTubeの視聴維持率とは、動画全体のうち視聴者が平均して何%まで再生したかを示す指標です。
たとえば、10分の動画で平均視聴時間が5分であれば、視聴維持率は50%となります。
この数値が高いほど視聴者の関心を維持できていると評価され、YouTubeのアルゴリズムにおいても有利に働きます。
結果として、関連動画やおすすめ枠での露出が増加し、再生回数やチャンネルの成長にも良い影響を与える可能性があります。
そのため、YouTubeクリエイターには無視できない指標となっています。
YouTubeの視聴維持率の確認方法
YouTubeの視聴維持率の確認方法を、実際の画像付きで説明する。
- YouTube Studioを開く
- 左メニュー欄の「コンテンツ」をクリック
- 視聴者維持率を確認したい動画の「アナリティクス」をクリック
- 「エンゲージメント」をクリック
- 「詳細」をクリック
- 詳細な視聴者維持率のグラフが表示される
①YouTube Studioを開きます。
②左メニュー欄の「コンテンツ」をクリックします。
③ 視聴者維持率を確認したい動画の「アナリティクス」をクリックします。
④上部メニュー欄の「エンゲージメント」をクリックします。
⑤「詳細」をクリックします。
⑥ 詳細な視聴者維持率のグラフが表示されます。
YouTubeの視聴維持率の目安とは
YouTubeの視聴維持率の目安は、動画の種類によって異なります。
通常動画、ショート動画のそれぞれ目安を紹介します。
通常動画の場合
通常動画だと視聴維持率は40〜60%が平均ラインとされており、70%以上なら非常に優秀だといえます。
40%未満の動画は、途中で飽きられている可能性が高いので、動画の構成などを考え直す必要があります。
ただし、視聴維持率が高いからといって安全という訳でもありません。
なぜなら視聴者のほとんどがチャンネル登録者だった場合、視聴維持率は高くなる傾向があるからです。
なので同時にチャンネル登録数が増えてるかも確認しなければなりません。
もし視聴維持率が高いけどチャンネル登録者が増えない場合は、
既存ファンにしか動画がリーチできていないことを意味します。
なので視聴維持率40%以上を目指すのはもちろん、チャンネル登録者数の増加も視野にいれなければなりません。
YouTubeショートの場合
YouTubeショートの平均的な視聴維持率は60%程度です。
ただし、ショート動画はループ再生される仕様になっているため、
バズを起こしたいなら視聴維持率は100%以上を目指すのが基本になります。
またショート動画の視聴維持率を上げるには、もちろん動画の中身も大事ですが、
投稿時間を意識しなければバズらせることは難しいといえます。
どの時間帯に投稿するべきかは、ぜひ以下の記事を参考にしてみてください!

YouTubeの視聴維持率が下がる原因
YouTubeの視聴維持率が下がる原因は、下記のとおりです。
- タイトルやサムネイルが釣りになっている
- 冒頭30秒で視聴者の興味を引けていない
- BGMや効果音の音量が適切でない
- タイムスタンプが設定されていない
- テロップや字幕が設定されていない
それぞれ詳しく説明します。
タイトルやサムネイルが釣りになっている
視聴維持率が下がる原因の1つ目は、タイトルやサムネイルが釣りになっていることです。
タイトルやサムネイルが釣りになっていると、「思っていた内容と違う」と感じてすぐに離脱されてしまうからです。
たしかに釣りサムネ・釣りタイトルにするとクリック率は一時的に上がりますが、視聴維持率が下がってしまいます。
YouTubeのレコメンドアルゴリズムは視聴維持率のスコアが悪いと、
その動画を「視聴価値が低い」と判断して表示機会が減少するリスクが高まります。
なので誇張・嘘のようなタイトル、内容と無関係なサムネイルなどは避けるようにしましょう。
冒頭30秒で視聴者の興味を引けていない
視聴維持率が下がる原因の2つ目は、冒頭30秒で視聴者の興味を引けていないことです。
YouTubeでは最初の30秒が特に重要で、多くの離脱者がこの時間内に集中します。
導入が長すぎたり、視聴者が求める情報や展開をすぐに提示しない場合、視聴者は他の動画に流れてしまう傾向にあります。
なので、冒頭30秒では下記を意識するようにしましょう。
- フック(引き込み)を冒頭3〜5秒に置く
- 導入に結論や結果を先出しする
- 冗長な話はカットして間を詰める
- 導入で全体のロードマップを提示
間延びしているオープニング、「えーっと」や「あのー」などの連発は、動画の質に大きく影響してきます。
なるべく無駄を排除して、動画のストレスの原因を取り除くようにしましょう。
BGMや効果音の音量が適切でない
視聴維持率が下がる原因の3つ目は、BGMや効果音の音量が適切でないことです。
BGMや効果音が大きすぎると、ナレーションや話し声が聞き取りづらくなり、視聴者のストレスになります。
逆に小さすぎると間延びした印象になり、集中力が続きにくくなります。
適度なボリュームに設定しないと「この動画は質が低いな」と感じられてしまい、離脱率を高める要因となります。
なので動画公開前に、PCスピーカー・スマホ内蔵スピーカー・イヤホンなど音声チェックは複数環境で行なうようにしましょう。
タイムスタンプが設定されていない
視聴維持率が下がる原因の4つ目は、タイムスタンプが設定されていないことです。
タイムスタンプとは、コメント欄や概要欄でよく見られる「1:12」のようなリンクです。
長尺動画でタイムスタンプがないと、視聴者は必要な情報にアクセスしづらくなり、
途中で離脱される可能性が高くなるからです。
特に情報収集を目的とする視聴者にとっては不便であり、途中で離脱する確率が高まります。
ノウハウ系やビジネス系の動画は、なるべくタイムスタンプを設定するのがおすすめです。
また10分を超える動画は、特定箇所だけを閲覧する視聴者も多いため、基本的にタイムスタンプを利用するようにしましょう。
タイムスタンプなどの時間指定リンクの作り方は、以下の記事で詳しく説明していますのでぜひご覧ください。

テロップや字幕が設定されていない
視聴維持率が下がる原因の5つ目は、テロップや字幕が設定されていないことです。
なぜならテロップや字幕が設定されてないと音声オフ再生に対応できなくなってしまい、
音が聞けない状況では早期離脱されやすくなるからです。
また海外の視聴者に見られているチャンネルだと、
字幕やテロップを入れてないと早期離脱されるだけでなく、チャンネル登録のチャンスさえ失ってしまいます。
海外の層を取り込んでいきたい方は、字幕をなるべく翻訳するようにしましょう。
YouTube翻訳を実際にやってみた効果について知りたい方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。

まとめ
今回は、YouTubeの視聴維持率について詳しく解説してきました。
視聴維持率は動画の面白さやわかりやすさを測る大切な指標で、YouTubeで伸びるためには欠かせません。
高い視聴維持率があれば、動画が多くの人におすすめ表示され、再生回数や登録者数の増加にもつながります。
逆に低いと、YouTubeのアルゴリズムに「低品質な動画だ」と判断されてしまい、
再生回数も登録者数の増加も鈍化してしまいます。
今回紹介した5つの原因をチェックして、ぜひ1つずつ改善していってください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!