YouTube動画は、ホーム画面のおすすめ動画経由でクリックされるだけでなく、検索結果からクリックされるケースもあります。
そしてYouTube検索から流入を獲得するときに、必要になってくるのが「対策するキーワード」です。
需要のあるキーワードを見つけて、そのキーワードをタイトルに入れたりすることで、検索結果に自身の動画が載りやすくなります。
今回はそのキーワード選定のときに大活躍する機能である「リサーチ機能」について詳しく説明していきます。
誰でも無料で使える機能なので、ぜひ使いこなせるようになっておきましょう!
YouTubeリサーチ機能とは?
YouTubeのリサーチ機能とは、2022年4月から新たに追加された機能のことです。
この章では、リサーチ機能を使うとどのようなことができるのか、どこからリサーチ機能を使えるのかを具体的に説明します。
どんな機能?
YouTubeのリサーチ機能とは、YouTubeのユーザーやチャンネル視聴者が、過去28日間に検索した上位項目が分かる機能のことです。
YouTubeのユーザーの中には、おすすめされた動画を視聴する以外にも、検索窓にキーワードを入力して動画を見つける方もいます。
YouTubeのリサーチ機能を正しく使えば、そのようなユーザーからの視聴回数を上げることに繋がっていきます。
リサーチ機能はどこにある?
リサーチ機能は、パソコンはもちろんのこと、スマホのYouTube Studioアプリからでも見れます。
それぞれどこでリサーチ機能を使えるのか、具体的に説明します。
■パソコンの場合
①YouTube Studio にログインします。
②左側のメニュー欄にある「アナリティクス」をクリックします。
③上部のメニュー欄にある「リサーチ」をクリックします。
■スマホの場合
①YouTube Studioのアプリを開きます。
②下側のメニュー欄にある「アナリティクス」をクリックします。
③上部のメニュー欄にある「リサーチ」をクリックします。
リサーチ機能の使い方
YouTubeのリサーチ機能には、「YouTube全体での検索」と「チャンネルの視聴者による検索」と「保存済み」の3つのタブがあります。
本章では、それぞれの使い方について説明していきます。
YouTube全体での検索
「YouTube全体での検索」のタブでは、自身のチャンネル視聴者とYouTube全体の視聴者が、過去28日間に検索した上位項目を調べられます。
文字通り、YouTube全体でどのようなキーワードに需要があるのかを調べられます。
下記は「YouTube 翻訳」と検索窓に入力したときの検索結果です。
「YouTube 翻訳」と関係性の高い、かつ検索ボリュームが比較的大きめのキーワードが羅列されています。
YouTubeでどんな検索キーワードが多くされているのかを知ることで、企画内容を決める際や、タイトルを決める際に役立てることができます。
チャンネル視聴者による検索
「チャンネル視聴者による検索」のタブでは、自身のチャンネルの視聴者や類似のチャンネルの視聴者が、過去28日間に検索した上位の検索キーワードを調べられます。
つまり、自身のジャンルの動画をよく見る視聴者が、どのようなキーワードで検索しているのかを特定できます。
例えば、サーフィン系のYouTubeを運営しているのであれば、下記のようにサーフィンジャンルのキーワードが多く検索されています。
上記のキーワードを参考にして動画作りを行うことで、より自分のチャンネルの視聴者のニーズに合った動画作成ができるようになります。
保存済み
「保存済み」のタブでは、過去にリサーチした際に保存しておいたキーワードが確認できます。
例えば、下記の「北泉サーフフェスティバル」のキーワードで対策した動画を作りたい場合に、「保存」をクリックしておきます。
そうしておくことで、「保存済み」のタブをクリックした際に、保存しておいたキーワードを即座に確認することができます。
「ゆくゆくはこのキーワードを狙って動画を作りたい!」と思うキーワードがあれば、迷わず保存しておきましょう。
コンテンツギャップについて
これまでYouTubeリサーチ機能の使い方について説明してきました。
ここまで読んでくれたあなたは、YouTubeリサーチ機能は「需要あるキーワードを見つけるためのツール」という認識になっていることでしょう。
ですが、YouTubeのリサーチ機能のポテンシャルはそれだけに留まりません。
YouTubeのリサーチ機能を使えば、『コンテンツギャップ』が発生しているキーワードを探し当てることができます。
本章ではコンテンツギャップの意味、なぜコンテンツギャップのキーワードを狙った動画作りがおすすめなのか具体的に説明していきます。
コンテンツギャップとは
コンテンツギャップとは、視聴者がYouTubeの特定の検索をして、十分な品質の検索結果を得られないことを指します。
下記に該当するケースは、基本的にコンテンツギャップが生じています。
- 視聴者が何の検索結果も得られない
- 視聴者が探しているものと完全に一致する結果を得られない
- 視聴者が探しているものに適合した動画を見つけられない
例えば、「2023年 洋楽ヒット曲」と検索窓で調べたのに、2022年までの洋楽ヒット曲しか検索結果に出てこなかった場合はコンテンツギャップが生じている状態と言えます。
このようにコンテンツギャップを確認することで、現在欠けているコンテンツを作成したり、ニーズに的確に応えられる動画作りができるようになります。
コンテンツギャップのキーワードを狙った動画を作る!
YouTubeリサーチ機能をもっとも効果的に使いたいのであれば、コンテンツギャップのキーワードを狙った動画を作るようにしましょう。
コンテンツギャップがあり、かつ検索ボリュームが高いキーワードは、視聴者が最も求めている動画と言えます。
そのようなコンテンツを提供することができれば、より多くの再生回数を狙えることでしょう。
■コンテンツギャップの確認方法について
①下記の赤枠の部分を、クリックします。
②「コンテンツギャップのみ」をクリックします。
③コンテンツギャップが生じているキーワードのみが、羅列されるようになります。
リサーチ機能が提供されているのはわずかな国のみ!
YouTubeのリサーチ機能が実装されたのは2022年4月頃ですが、まだわずかな国のみでしか本機能は提供されていません。
リサーチ機能が提供されている国は、以下の通りです。
- オーストラリア
- カナダ
- インド
- イギリス
- アメリカ合衆国
- 日本
- 韓国
- インド
上記の国以外に住んでいる日本人の方は、基本的にYouTubeのリサーチ機能が使えない仕様になっています。
その点は、注意するようにしましょう!
まとめ
今回はYouTubeのリサーチ機能を使って、視聴者の求めている動画を作る方法について説明してきました。
リサーチ機能を使えば、YouTubeのユーザーがどのようなキーワードで普段検索しているのか、またコンテンツギャップが生じているキーワードを見つけることができます。
要するに、ニーズが溢れているキーワードのみを特定できます。
動画1本を作るだけでもかなり労力が必要なのに、誰にも求められていない動画を出してしまうと再生回数も回らず、疲労感だけが溜まってしまいます。
そのため、事前にリサーチ機能を使って、ニーズのあるキーワードを掘り起こすようにしましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!