YouTubeのチャンネル登録数が増えるにつれて、依頼が増えてくるのが企業案件ですよね。
『1週間に2〜3通、企業案件のメールが届いている!』という人も少なくありません。
ただ初めて企業案件を受注する時は、受け方がわからなかったり、低く見積もられていないかと不安になってしまいますよね。
そこで今回は、YouTubeでの企業案件の受け方について説明していきます。
まだ企業案件を受けたことがない方や、今後やっていきたいけど受け方がわからないという方は、必見の内容になっています。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
企業案件を受ける際の全体の流れ
企業案件を受ける際の全体の流れは、以下の4ステップになります。
- メールやSNS、事務所を通じて企業案件の連絡が来る
- 内容を確認して、案件を受けるかどうかをクリエイターが決める
- 企業とクリエイターで契約をする
- 動画を企業に確認してもらい、公開する
それぞれ詳しく説明していきます。
①メールやSNS、事務所を通じて企業案件の連絡が来る
企業案件の連絡は、基本的に以下の2パターンになります。
- 個人クリエイター:メールやSNS
- 事務所所属のクリエイター:事務所
YouTube事務所に所属している場合は、見逃すことはほとんどありません。
しかし個人クリエイターの場合、『メールが埋もれてしまっていた、、』みたいなケースもあるので気をつけましょう。
②内容を確認して、案件を受けるかどうかをクリエイターが決める
企業案件の連絡がきたら、内容を確認して案件を受けるかを判断します。
案件を受けるかの判断は人それぞれですが、一般的には以下に基づいて判断することが多いです。
- 自分のチャンネルと合っているか
- 企業、商品、サービスが信頼できるか
- 報酬は見合っているか
- 公開スケジュールは問題ないか
企業案件を受けてから報酬や公開スケジュールの変更をお願いするのは難しいので、受注する前に企業と相談するようにしましょう。
③企業とクリエイターで契約をする
次は企業とクリエイターで契約を交わしていきます。
その際に確認する内容は、以下のとおり。
- 動画の内容
- 報酬額
- 支払い方法
- 報酬支払い日
- 企業に動画を確認してもらう日時
- 公開日時
後々に揉めてしまうケースもあるので、曖昧な内容の部分は指摘して、より具体的に決めるようにしましょう。
④動画を企業に確認してもらい、公開する
契約を交わせば、企業案件の動画を作成していきます。
それで動画が完成したら、企業に動画を提出して、チェックしてもらいます。
- 契約通りの動画になっているか
- 企業ブランディングに問題ないか
上記2つを確認して問題なければ、公開日時に公開する流れになります。
企業案件を受ける際に注意すること
YouTubeの企業案件を受ける際に注意することは、2つあります。
- プロモーション動画の設定をする
- 自分のチャンネルとマッチするかを確かめる
それぞれ詳しく説明していきます。
プロモーション動画の設定をする
まず企業案件で作成したYouTube動画は、プロモーション動画の設定をしましょう。
プロモーション動画の設定をする理由は、以下の2つになります。
- YouTube広告と競合するのを防ぐ
- 視聴者に宣伝動画であることを知らせる
まず1つ目に、YouTube広告との競合が防げます。
例えばダイエット器具の企業案件だった場合、YouTube広告にはダイエット器具の宣伝が流れないようになるなど。
そのため企業とのトラブルを予め避けることができます。
2つ目は視聴者に宣伝動画であることを知らせることができます。
実際にプロモーション動画の設定をすると、YouTube動画の左上に『プロモーションを含みます』という表示がでてきます。
この表示があることで視聴者に、企業案件の動画であることを示せるので、安心感をもって視聴してもらえるようになります。
■YouTubeのプロモーション設定する流れ
①YouTube Stadioを開きます。
②プロモーション設定した動画を選んで、『詳細』をクリックする。
③『すべて表示』をクリックする。
④『私の動画には、プロダクト プレースメント、スポンサーシップ、おすすめ情報などの有料プロモーションが含まれています』にチェックを入れる。
自分のチャンネルとマッチするかを確かめる
企業案件を受ける際は、自分のYouTubeチャンネルとマッチするかを確かめましょう。
なぜなら自分のYouTubeチャンネルにマッチしていない企業案件を受けても、企業にとってもクリエイターにとってもメリットがないからです。
具体的にいうと企業は宣伝費を払っているのに、販売に繋がらずお金の無駄になります。
クリエイターは視聴者層とマッチしないモノを宣伝することで、動画コンテンツにばらつきが出るなど。
また最悪の場合、マッチしないモノを宣伝する事で、視聴者からお金のためにやっているのではと、チャンネル離れされる恐れもあります。
そのため、自分のYouTubeチャンネルとマッチしない企業案件の場合は、断ることも視野に入れましょう。
企業案件を受けている動画の実例
最後に企業案件を受けている動画の実例を3つ紹介します!
- はじめしゃちょーさん×出前館さん
- ヒカキンさん×COZMOさん
- 東海オンエアさん×大塚食品さん
それぞれ動画内容を簡単に説明していきます。
はじめしゃちょーさん×出前館さんの例
出前館で料理を頼んで、有名YouTuberであるヒカキンさんとトークしながら食べる動画。
シンプルにご飯を食べる様子だけでなく、特大のサプライズケーキを出すドッキリも仕掛けられています。
そのため企業案件でも、楽しめる動画になっているのが特徴です。
ヒカキンさん×COZMOさんの例
ヒカキンさんがAIロボットと遊んでいる様子や、AIロボットと早押しゲームをしてロボットの頭の良さを紹介しています。
商品を押し売りするのではなく、あくまで紹介する立ち位置でヒカキンさんが話してくれます。
そのため、動画に抵抗感を感じないようになっています。
東海オンエアさん×大塚食品さんの例
ZEROMEAT(=大塚食品のソイミート食品)という肉を使わないハンバーグと、東海オンエアのメンバーが肉なしで作る料理のどちらが美味しいかを決めるという料理対決。
こちらもボケやツッコミ満載の動画になっているため、企業案件でも楽しく見られるようになっています。
まとめ
今回はYouTubeでの企業案件の受け方や注意点について説明してきました。
簡単におさらいしておきましょう。
- メールやSNS、事務所を通じて企業案件の連絡が来る
- 内容を確認して、案件を受けるかどうかをクリエイターが決める
- 企業とクリエイターで契約をする
- 動画を企業に確認してもらい、公開する
- プロモーション動画の設定をする
- 自分のチャンネルとマッチするかを確かめる
『企業案件の受け方がわからない!』という方は、上記に基づいて企業案件を受けるように心がけましょう。
最後になりますが、動画の概要欄や、YouTubeチャンネルの概要の部分に、メールアドレスや連絡の取れるSNSを記載しておく事もお勧めです。
パッと見える部分にSNSがあることで、企業側は案件を依頼しやすくなるからです。
まだYouTubeにSNSを設置できていない人は、今のうちにやっておきましょう!