一昔前までエンタメ的に使われていたTikTokですが、今ではビジネスで活用する企業・個人事業主が増えてきています。
この記事を読んでいるあなたも、これからTikTokのビジネスアカウントを作成しようと考えているのではないでしょうか。
そこで今回は、TikTokのビジネスアカウントのメリットや作成方法、TikTokのビジネスアカウントを使っている企業3選を紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください!
TikTokのビジネスアカウントについて
TikTokのビジネスアカウントは、ビジネスや収益目的の場合に使われるアカウントになります。
例えば、自社商品・サービスを宣伝するとき、また動画の再生回数を稼いでお金を稼ぎたいときなどにビジネスアカウントはよく使われます。
「企業しか使えないの?」とよく聞かれますが、そんなことはありません。
個人の方でも、ビジネスアカウントに変更することが可能です。
そして個人アカウントとビジネスアカウントの違いは、マーケティング機能の豊富さです。
ビジネスアカウントであればデータの分析ができたり、TikTok広告を発信できたりなど、個人アカウントでは使えない機能が追加されます。
TikTokビジネスアカウントにするメリット
TikTokのビジネスアカウントを利用するメリットは、下記のとおりです。
- TikTokの動画のアナリティクス分析ができる
- ビジネスクリエイティブガイドの利用ができる
- 動画ショーケースの利用ができる
- プロフィール欄に外部リンクの追加ができる
- プロフィール欄にQ&Aの設定ができる
- アカウントのカテゴリーを設定できる
- 商用楽曲ライブラリの楽曲の利用ができる
- 自動メッセージ機能の利用ができる
それぞれ具体的に説明します。
TikTokの動画のアナリティクス分析ができる
ビジネスアカウントを利用するメリット1つ目は、TikTokの動画のアナリティクス分析ができることです。
「概要」、「コンテンツ」、「フォロワー」という3つのカテゴリに分類されますが、それぞれ下記のような分析ができます。
- 概要:動画の視聴数/フォロワー数の増減/プロフィールの表示回数を確認できる
- コンテンツ:直近7日間で投稿したコンテンツ・人気になっている動画を確認できる
- フォロワー:フォロワー数の増減をグラフで視覚的に確認できる
分析することで、自社コンテンツの動画の良い点・悪い点などがわかります。
ビジネスクリエイティブガイドの利用ができる
ビジネスアカウントを利用するメリット2つ目は、ビジネスクリエイティブガイドの利用ができることです。
個人アカウントでは配布されない、動画コンテンツを簡単に作成するためのノウハウやTikTokでのクリエイティブな成功に向けたロードマップが提供されます。
動画ショーケースの利用ができる
ビジネスアカウントを利用するメリット3つ目は、動画ショーケースの利用ができることです。
動画ショーケースとは、他クリエイターの人気投稿をまとめて視聴できる機能のことです。
動画ショーケースをうまく活用すれば、トレンドに乗っかった動画を作ったり、人気動画に共通するポイントを見つけだすことも可能です。
より効率的にアカウントを伸ばしたいなら、動画ショーケースは欠かせないといえます。
プロフィール欄に外部リンクの追加ができる
ビジネスアカウントを利用するメリット4つ目は、プロフィール欄に外部リンクの追加ができることです。
個人アカウントであればフォロワーが1,000人以上いないと外部リンクは設定できませんが、ビジネスアカウントであれば1,000人未満でも外部リンクの追加ができるようになります。
開設したばかりのアカウントでも、自社サイトに誘導できるのは大きなメリットといえるでしょう。
プロフィール欄にQ&Aの設定ができる
ビジネスアカウントを利用するメリット5つ目は、プロフィール欄にQ&Aの設定ができることです。
動画を見てくれたユーザーからいただいた質問に回答できる機能で、使いこなせるようになることでユーザーとの繋がりを強化できるようになります。
またユーザーの求めている情報・ニーズなどを探ることができるので、市場調査にも役立ちます。
アカウントのカテゴリーを設定できる
ビジネスアカウントを利用するメリット6つ目は、アカウントのカテゴリーを設定できることです。
カテゴリーを設定することで、そのカテゴリーに興味を持つユーザーに訴求しやすくなります。
例えば、「ペット」というカテゴリーを設定した場合、犬や猫に関する動画をよく見るユーザーに重点的にリーチできるということです。
コンテンツの効果を最大化するには、カテゴリーの設定は欠かせません。
商用楽曲ライブラリの楽曲の利用ができる
ビジネスアカウントを利用するメリット7つ目は、商用楽曲ライブラリの楽曲の利用ができることです。
個人アカウントの場合はライセンス登録が必要ですが、ビジネスアカウントだと商用楽曲ライブラリに入っているすべての曲を自由に利用できます。
ライセンス取得にかかる工数もなくなるので、時間の短縮にも繋がります。
自動メッセージ機能の利用ができる
ビジネスアカウントを利用するメリット8つ目は、自動メッセージ機能の利用ができることです。
自動メッセージには、下記の3種類があります。
- ウェルカムメッセージ
- おすすめの質問
- キーワード自動返信
ウェルカムメッセージはユーザーが初めてメッセージを送る時に、最大250文字のカスタムメッセージが送れる機能です。
おすすめの質問もダイレクトメッセージを始めた時に表示されます。
質問は3つまで設定することができ、質問は80文字まで、回答は200文字まで設定できます。
キーワード自動返信は、設定されたキーワードをユーザーが打ち込んだら、自動で返信される機能です。
キーワードは最大4つまで、返信はそれぞれ500文字まで設定できるようになっています。
TikTokのビジネスアカウントを作成する方法
次に、TikTokのビジネスアカウントを作成する方法について紹介します。
- TikTok for Businessの公式ページにアクセス
- 「メールアドレス」と「パスワード」を入力して、「次へ」をクリック
- 登録したメールアドレスに認証コードが届くので確認して入力
- 業種・ビジネス名・携帯電話番号・ウェブサイトのURLを入力
①TikTok for Businessの公式ページにアクセスします。
②「メールアドレス」と「パスワード」を入力して、「次へ」をクリックしてTikTokのアカウントを作成します。
③登録したメールアドレスに認証コードが届くので、確認して入力します。
④業種・ビジネス名・携帯電話番号・ウェブサイトのURLを入力します。これでTikTokのビジネスアカウントは完成です。
個人アカウントからビジネスアカウントに切り替える方法
次に、個人アカウントからビジネスアカウントに切り替える方法について紹介します。
- TikTokアプリをひらいて、画面下部のプロフィールをタップ
- 画面上部のメニューボタンをタップして、設定とプライバシーを選択
- アカウント欄にあるアカウントをタップ
- ビジネスアカウントに切り替えるをタップして、表示される指示に従う
①TikTokアプリをひらいて、画面下部のプロフィールをタップします。
②画面上部のメニューボタンをタップして、設定とプライバシーを選択します。
③アカウント欄にあるアカウントをタップします。
④ビジネスアカウントに切り替えるをタップして、表示される指示に従ってアカウントの種類を切り替えます。
TikTokのビジネスアカウントを使っている企業
実際にTikTokのビジネスアカウントを使っている企業を紹介します。
- ロート製薬
- KADOKAWA
- ローソン
それぞれどのような企業なのか、どのような動画を投稿しているのか説明します。
ロート製薬
ロート製薬会社とは、医薬品・化粧品・機能性食品などの製造販売をおこなっている会社です。
TikTokでは、新商品の発表をしたり、各商品の使い方を説明したり、開発秘話などを公開しています。
KADOKAWA
株式会社KADOKAWAは出版をメインに、映像、ゲーム、Webサービス、教育など幅広く事業をおこなっている会社です。
教養、エンタメ、ライフハックなどの雑学を、出版社ならではの講師陣が解説しています。
ローソン
ローソンは、皆が知っているコンビニエンスストア「ローソン」を展開する企業です。
TikTokではローソンの新商品の発表、またローソンの既存商品を使って「〇〇を作ってみた」という企画がよく行われています。
まとめ
今回はTikTokのビジネスアカウントについて詳しく説明してきました。
簡単におさらいすると、ビジネスアカウントにはメリットが8つあります。
- TikTokの動画のアナリティクス分析ができる
- ビジネスクリエイティブガイドの利用ができる
- 動画ショーケースの利用ができる
- プロフィール欄に外部リンクの追加ができる
- プロフィール欄にQ&Aの設定ができる
- アカウントのカテゴリーを設定できる
- 商用楽曲ライブラリの楽曲の利用ができる
- 自動メッセージ機能の利用ができる
アナリティクス分析ができないと、自社の動画はどこを改善するべきなのかが検討もつきません。
また外部リンクが設定できないと、せっかく動画が伸びても自社サイトに誘導することもできません。
なので、ビジネス目的でTikTokを利用するなら、基本的にビジネスアカウントを選択するようにしましょう。
「TikTok運用は代行会社にお願いしたい」と考えている方は、ぜひ以下の記事を参考にしてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!