『海外向けにYouTubeを発信しているけど、視聴維持率がまったく上がらない』と悩んでいませんか。
その原因の1つとして考えられるのが言葉の壁です。
例えば、あなたがヒンディー語で喋っているYouTube動画を見ても、内容が理解できなくてすぐに動画を停止してしまうことでしょう。
ですが仮にYouTubeに吹き替え機能が付いていたら、動画内容が理解できずに離脱する可能性は低くなることが予想できますよね。
そこで今回は、現在YouTubeに吹き替え機能はあるのか、また吹き替えするメリットについて深掘りしていきます。
ぜひ参考にしてみてください!
YouTubeにはまだ吹き替え機能がない!
結論から申し上げると、まだYouTubeに吹き替え機能は実装されていません。
ただ現在、一部のクリエイターで吹き替え機能のテストが行われているため、近い将来には実装されているかもしれません。
ごく一部のクリエイターでテスト中!
先ほども伝えましたが、吹き替え機能は現在一部のクリエイターでテストが行われています。
例えば、『Mr.Beast』というYouTubeチャンネルでは、すでに吹き替え機能が実施されています。
下記のリンクをクリックして、実際に『Mr.Beast』の動画を見てみてください。
びっくりした方もいると思いますが、動画をクリックすると自動で日本語が流れたはずです。
これは自身のYouTubeで設定している言語の音声トラックが、動画内にあれば自動で自分の言語の音声で動画を見れる仕様になっているからです。
また、言語は設定の音声トラックから様々な言語に変更することができます。
今後テストクリエイターの数を増やす傾向に!
そして吹き替え機能の初期テストの結果、下記のような結果が出ています。
・平均で総再生時間の15%以上が吹替版の言語で再生している
・ 2023 年 1 月だけで吹替版での視聴時間が毎日 200 万時間を超えたこと
このような結果を踏まえ、吹き替え機能の提供範囲をさらに数千人のクリエイターに拡大させることが決まっています。
現在ではすでに、 3,500個を超える多言語動画がアップロードされており、吹替版の言語は40種類を超えています。
YouTubeの吹き替え機能が実装されたら?
一般のYouTuberでも吹き替え機能が使えるようになったときのことを考えて、下記2つを覚えておきましょう。
・音声トラックのファイル(MP3ファイル、wavファイル)が必要
・現在の字幕ファイルのアップロードと同じようにアップロードすることが可能
上記にあるとおり、基本的に吹き替え機能を使うには、自身で音声トラックのファイルを用意しなければなりません。
しかし、吹き替えの音声は声優さんに依頼する必要があり、費用がかさむ可能性があります。
そのため、『費用をできるだけ抑えたい!』という方は、音声読みおこしツールのAmazon Pollyなどを使うのがおすすめです。
YouTubeの動画を吹き替えするメリット
次に、YouTube動画を吹き替えするメリットを紹介していきます。
・世界中の視聴者にコンテンツを届けることができる
・運用工数が1チャンネルのみ
それぞれ具体的に説明します。
世界中の視聴者にコンテンツを届けることができる
1つ目のメリットは、世界中の視聴者にコンテンツを届けられることです。
これまでも字幕を付ければ世界の視聴者にコンテンツを届けられました。
しかし、音声言語は吹き替えできなかったので、海外の動画を見るには字幕をずっと見る必要があり負担がありました。
一方で、吹き替えができるようになれば、各国の言語で動画音声を聞くことができます。
洋画をよく観る方ならわかると思いますが、字幕よりも吹き替えの方が観る側の負担は小さいですよね。
吹き替えが実装されれば、気楽に海外の動画を楽しむことができるようになることでしょう。
運用工数が1チャンネルのみ
2つ目のメリットは、運用工数が1チャンネルのみということです。
なぜなら吹き替えができるようになると、各国に合わせてチャンネルを作る必要がなくなるからです。
実際、先ほど説明した『Mr.beast』のYouTubeチャンネルも、1つのチャンネルで日本語・スペイン語・ベトナム語などを含めて数十カ国の言語に対応しています。
これまでは言語に合わせて別チャンネルを運用していたため、各チャンネルにわざわざログインしてコメント返信などを行う必要がありました。
しかし、吹き替え機能が実装されれば、1つのチャンネルで事足りるので別チャンネルを管理する必要もなくなります。
吹き替え機能ができるまでは翻訳字幕で対応する!
これまでYouTubeの吹き替え機能について説明しましたが、まだ吹き替え機能は一部のクリエイターしか実装されていません。
吹き替え機能が一般クリエイターに実装される予定は明確に決まっていないため、それまでは字幕の多言語化で対応するのがおすすめです。
また海外向けの別チャンネルを作ったとしても、今後吹き替え機能がつけば1つのチャンネルで対応できる可能性が高いため、チャンネル廃止で無駄になってしまう可能性があります。
そのため、1つのチャンネルを多言語に対応できるように設定するようにしましょう。
弊社クロボでは字幕作成サービスを行っており、下記のような特徴があります。
・動画1分あたり848円で翻訳
・48時間で納品
・15言語まとめて翻訳
これまでの翻訳会社は、1分あたりの動画翻訳は2,000〜3,000円が相場であり、納品も1週間近くかかっていました。
また料金が高いことによって、長期的に翻訳サービスを利用できないというデメリットもあります。
そのデメリットを改善したのが、弊社クロボのサービスになります。
『15言語を848円』という業界最安値のプランも用意しているので、興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください。
サービスについてもっと詳しく知りたい方は、『弊社クロボのサービスについて』に目を通してみていただければと思います。
まとめ
今回は、YouTubeの吹き替え機能(音声トラック)について説明してきました。
・世界中の視聴者にコンテンツを届けることができる
・運用工数が1チャンネルのみ
上記のように、吹き替えを利用すれば運用工数が減り、かつ世界中のユーザーに自身のコンテンツを見てもらえるようになります。
しかし、現在のところ吹き替え機能を使えるのは一部のユーザーだけであり、一般ユーザーが使えるようになる時期は明確になっていません。
吹き替え機能が実装されるまで待つのもいいですが、それだと時間がどれほどかかるか予想がつきません。
そのため、『なるべく早く海外の視聴者を獲得したい!』と考えている方は、字幕の多言語化で対応するようにしましょう。