これまではスマホやPCでYouTubeを視聴する方の割合が多かったですが、今ではテレビで視聴する方の割合が増えていることをご存知でしょうか?
大きなポテンシャルを潜めた「テレビ」という視聴デバイスですが、実は注意点があります。
それはスマホやPCと比べて、圧倒的に画面サイズが大きいことです。
画面サイズが大きいことによって、YouTube動画の作成するコツも大きく変わってきます。
テレビを視聴デバイスとする視聴者の割合は右肩上がりであるため、必ずこの機会にテレビに合わせた動画作成の方法を身につけるようにしましょう!
YouTube視聴デバイス
前提として、YouTubeの視聴デバイスは主に下記の4つになります。
- 携帯電話
- パソコン
- タブレット
- テレビ
自身のチャンネルの視聴デバイス割合を確認したい場合は、YouTube Studioにアクセスすることで調べられます。
■YouTube視聴デバイスの割合を調べる方法
①YouTube Studioにアクセスします。
②左メニューにある「アナリティクス」をクリックします。
③「詳細」をクリックします。
④「その他」をクリックして、プルダウンメニューから「デバイスのタイプ」をクリックします。
⑤自身のチャンネルの視聴デバイス割合を調べます。スマホ、パソコン、タブレット、テレビのそれぞれの割合が表示されるはずです。またチャンネル全体だけでなく、動画単体でも視聴デバイスの割合は調べられます。
テレビからの視聴が急激に増えている!
YouTubeの視聴デバイスは主に4つあることを説明しましたが、その中でもYouTubeをテレビでログインして視聴しているユーザーの割合が増えています。
筆者である私も、YouTubeチャンネルを運営していますが、2022年9月のテレビを視聴デバイスとする割合が24.5%だったのに対して、2023年9月ではテレビを視聴デバイスとする割合が30.4%まで上昇しています。
また2022年5月のデータによると、3500万人以上がテレビで視聴しています。
なぜこれだけテレビでYouTubeを視聴する割合が増えているのか。
その理由は、下記の3つになります。
- 最近のテレビはインターネット接続できる端末が多いから
- 手軽な操作でテレビという大画面でYouTubeを見れるから
- テレビの方が迫力があるから
- 自分もその環境を味わっているように感じるから
以前はテレビでYouTubeを見るには手間がかかってしまうので、より手軽に見れるスマホが主流でした。
しかし、現在ではより簡単に、スピーディーにインターネット接続できるテレビが増えたことで、視聴デバイス4つの中でも「テレビ」の割合が徐々に増えてきています。
例えば映画とテレビだと、映画の方が迫力があり臨場感があるように、テレビとスマホだと、テレビの方がより一層迫力があり、自身もその環境を味わっているような擬似体験ができます。
そのため、視聴デバイスのテレビの割合が増えてきていると言えます。
テレビで見ている視聴者の特徴!
次に、テレビを主な視聴デバイスにしている視聴者の特徴について挙げていきます。
- 平均視聴時間が長い
- 複数人で視聴している
それぞれ具体的に説明します。
平均視聴時間が長い
視聴デバイスがテレビである視聴者の特徴1つ目は、平均視聴時間が長いことです。
具体的には、スマホなどの視聴デバイスと比べて平均視聴時間が2倍になっています。
例えば旅行、お笑い、教育、ファッションなどのジャンルの視聴時間は、2020年と2021年のデータを比較しても結構伸びており、旅行は80%以上、お笑いは70%以上、教育は55%以上、ファッションは45%以上も伸びています。
参照元:登録者10 万人以上のチャンネル数は前年比 30%増で7,700超、コネクテッドテレビや YouTubeショートなどシーンが広がる
これには下記3つの理由が考えられます。
- 臨場感があるから
- ながら作業をしながら動画をみている可能性があるから
- 1人ではなく家族や友人と見ている割合が高いから
テレビでの視聴は画面が大きく臨場感があるため、より長く見られる傾向があります。
ただし、テレビ特有のテレビを見ながら別の作業を行っていることも考えられるため、スマホと比べて集中して見られていない可能性もあります。
またテレビでYouTubeを見ている視聴者は、家族や友人と見ているケースが多いため、チャンネルを変えにくいなどの理由から平均視聴時間が長くなる傾向にあります。
複数人で視聴している
視聴デバイスがテレビである視聴者の特徴2つ目は、複数人で視聴していることです。
スマホなどは基本1人で視聴しているのがほとんどなのに対して、テレビを視聴デバイスにしている場合、2人以上で見ている割合が58%になります。
そのほか「大画面でより迫力のある映像を楽しみたい」や「リビングなどの広いスペースで家族や友人と一緒に視聴したい」あるいは「大画面でメモなどを取りながら学習したい」などテレビ画面ならではの楽しみ方をする人も増えています。
テレビで見ている視聴者に向けた動画作成とは?
テレビでYouTubeを視聴する人の割合が増えているのはわかったけど、どのように対策を打てばいいのかがわからないという方がほとんどだと思います。
次に、テレビで見ている視聴者に向けた動画作成のコツを3つ紹介します。
- 動画の画質を綺麗にする
- サムネイルを高解像度にする
- 動画冒頭にオープニング動画を設定する
それぞれ具体的に説明します。
テレビでYouTubeを見る視聴者の割合は徐々に増えてきているため、たとえ自身のチャンネルのテレビ視聴の割合が少なかったとしても対策するようにしましょう。
動画の画質を綺麗にする
1つ目のコツは、動画の画質を綺麗にすることです。
なぜならテレビで見ると、より細かいピクセルで表示されるからです。
実際、YouTubeの公式では4Kで動画を作成することを推奨しています。
従来のサイズでは少し荒いと視聴者が感じてしまう可能性があり、もし不快に感じてしまうと視聴時間の短縮にも繋がりかねません。
4Kで撮影できる端末があるなら、なるべく4Kで撮影して動画の画質を落とさないようにしましょう。
サムネイルを高解像度にする
2つ目のコツは、サムネイルを高解像度にすることです。
理由は上記と同じように、テレビでYouTubeを見るとサムネイルが大きく表示され、解像度が低いと画像が荒く見えてしまうからです。
実際、YouTubeの公式ではサムネイルのサイズを「1280×780」にすることを推奨しています。
動画の画質を綺麗にすることとセットで、サムネイルも高解像度を意識するようにしましょう。
動画冒頭にオープニング動画を設定する
3つ目のコツは、動画冒頭にオープニング動画を設定することです。
オープニング動画とは、その動画の見どころを短く10〜30秒にまとめたような動画のことです。
なぜならオープニング動画を設定することで、インラインプレビューで動画の良さが伝わりやすくなるからです。
※インラインプレビュー:サムネにカーソルを置いたら動画が少し再生するような視聴のこと。
逆にオープニング動画がないと、その動画がどのような内容なのか予想しにくいので、クリック率も下がる可能性があります。
そのため、必ず動画冒頭にオープニング動画を設定するようにしましょう。
まとめ
今回は、YouTubeの視聴デバイスで「テレビ」を選ぶ割合が増えていることについて説明してきました。
インターネット接続が簡単なテレビがこれから主流になるので、今後もテレビという視聴デバイスがなくなることはないでしょう。
むしろ、「臨場感を味わえる」や「迫力がある」などの理由から、視聴デバイスをテレビに変更する方が増えていくことが考えられます。
本記事に出会ったあなたは、ぜひ今日から『テレビで見ている視聴者に向けた動画作成のコツ3選』を実践してみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!