【DeepLとGoogle翻訳】動画の翻訳をするには、どっちがお勧め?

動画翻訳

2010年以降からの無料の機械翻訳・AI翻訳の普及により、気軽に日本語を多言語に翻訳することが可能になりました。 

そこでこの記事では無料で使えるDeepL、Google翻訳の品質を日英翻訳の例文を使いながら、ご紹介していきます。

更に、動画のコンテンツ別でどちらの機械翻訳サービスが適しているのかもご紹介していきます。

先に、DeepLとGoogle翻訳のどちらがお勧めかを知りたい場合は、下記目次の「DeepLとGoogle翻訳の使い分け方!」まで進んでください。

 DeepLとGoogle翻訳の違い!

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 DeepLとは?

DeepLとは2017年からサービスを開始したAI(人工知能)を使った機械翻訳サービスです。

DeepLは合計で27カ国の言語の翻訳を可能としています。

また、DeepLには、無料版と有料版があります。

無料版と有料版のどちらでも、音声入力テキスト入力によって翻訳が可能です。他にもdocxpdfファイルなどをアップロードし、翻訳することが可能です。

ただ、無料版と有料版には下記のような違いがあります。

無料版

・入力文字数の制限:5,000文字まで

・アップロードできるファイルの数:1ヶ月につき3個まで

・アップロードできるファイルサイズ:5MBまで

有料版

・入力文字数の制限:なし

・アップロードできるファイルの数:1ヶ月につき5~100ファイル

・アップロードできるファイルサイズ:10~20MB

Youtubeなどの動画の字幕を作成するにあたっては無料版を使用しても問題は無いかと思います。

なぜなら、動画の字幕などを作成する際に使用する文書ファイル(txt、docx)などは通常5MB以内のサイズに収まるからです。

Google翻訳とは?

Google翻訳とは、2006年からAIを使って提供している機械翻訳サービスです。

Google翻訳は合計で108カ国の言語の翻訳を可能としています。

Google翻訳は無料で、DeepLと同じく、テキスト入力や音声入力、pdfファイルのようなファイル形式でも翻訳が可能です。

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DeepLとGoogle翻訳の品質について!

DeepLとGoogle翻訳の特徴とそれぞれが得意とする分野・不得意とする分野を日英翻訳の例文を使いながら、ご説明いたします。

DeepLの特徴

DeepLの特徴は2点あります。

DeepLの特徴

①固有名詞のアウトプットが得意

②方言の翻訳に対応

■固有名詞のアウトプットが得意

DeepLは正確に固有名詞を認識し、固有名詞として訳文にアウトプットをします。

例えば、下記画像のように本来意味の無い言葉の羅列で作られている固有名詞「藤子・F・不二雄」も正しく固有名詞と認識します。

DeepL 翻訳 例

また、下記の画像のように、「Real Estate」など英語では本来単語として意味を持っているような固有名詞でも、前後の文章からそれが固有名詞ということを汲み取り、固有名詞としてアウトプットします。

DeepL 翻訳

■方言の翻訳に対応

DeepLは主に関西弁などの日英翻訳が可能なようです。

下記では、関西弁の文章をDeep LとGoogle翻訳で表しています。

DeepLでは、本来の意味と同じ英語のアウトプットになっていますが、Google翻訳では誤訳になっています。

■DeepL

DeepL 翻訳

■Google翻訳

Google翻訳 精度

以上2点がDeepLの特徴となります。

Google翻訳の特徴

Google翻訳の特徴は2点あります。

Google翻訳の特徴

① 専門性の高い医療系の翻訳

②「人間らしい」自然な言い回しなどが苦手

■専門性の高い医療系の翻訳

Google翻訳の一つ目の特徴としては、専門性の高い医療関係のジャンルの翻訳を得意としているようです。

<参照>https://phrase.com/ja/blog/posts/google-translate/

医療系のジャンルは主語や目的語が明確化されている説明文・解説文などが多いです。

明確化されている文章とは、「誰が、誰の、何を、いつ、どこで」を省略せず明確に文章に記載している文章のことです。

そのような文章が多く含まれる内容の翻訳にはGoogle翻訳が適しています。

■「人間らしい」自然な言い回しなどが苦手

Google翻訳はDeepLとは違い、「人間らしい」自然な言い回しや文脈で意味合いを汲み取ることなどが苦手なようです。

上記でもご説明したように、明確化されている文章の方がGoogle翻訳のアウトプットの精度が上がります。

「私は晩御飯のカレーのためにスーパーで買う。」ではなく、例のように、「今晩 (いつ)」や「具材(何を)」含めて文章を構成しなければなりません。

字幕翻訳

以上2点がGoogle翻訳の特徴となります。

DeepLとGoogle翻訳の使い分け方!

DeepLを使うのがおすすめな動画!

DeepLはしゃべり言葉、または「主語・述語・目的語」が明確ではない文章などでも翻訳を可能としています。

なので、会話の多いコンテンツ、ストーリー性のあるコンテンツを含む以下のような動画の翻訳に適しているかと思います。

DeepLが得意な動画

・〇〇をしてみた!などの企画動画

・アニメ・漫画系の動画

・Vlog動画

・ゲーム実況の動画

Google翻訳を使うのがおすすめな動画!

Google翻訳は説明文や解説文など文法的に正しく構成された文章の翻訳を得意とします。

医療系の翻訳に関しては、評価が特に高いようです。

<参照>https://phrase.com/ja/blog/posts/google-translate/

なので、使用方法などの解説が多いコンテンツや専門性の高い内容を含む動画の以下のような動画の翻訳に適しているかと思います。

Google翻訳が得意な動画

・ガジェット系の動画

・料理系の動画

・DIY系の動画

・車・バイク系の動画

・医学的な動画

AI翻訳を使う際の注意点と対策

AI翻訳の注意点

DeepL、Google翻訳のどちらのサービスもAI翻訳のため、翻訳した文章は完璧であるとは限りません。

AI翻訳は本来、人が自然と脳内で行う「文脈で文章の意図を見分ける」という作業が苦手です。

例として「田中さんはカレーを作るのに必要な物を買った。」という文章があるとします。

この文章を読んだのが人間であれば、「田中さんがカレーを作るのに必要な[物]は食材だろう」と想像がつきます。

ですが、AIはこの[物]という曖昧な表現が何を意味するのかを想像できません。

なので、AI翻訳では文章が直訳されることにより、自然な文章が構成されず、訳文が堅苦しくなったり、誤訳が起こる可能性が多くあります。

また、ニュアンスなど細かい意味合いなどを機械翻訳では汲み取り、アウトプットすることが難しい場合も多々あります。

AI翻訳の注意点に関しての対策

上記の注意点に対しての対策は曖昧な意味合いの文章を翻訳しないことです。

本記事の「Google翻訳の特徴」の項目でもお伝えしたように、明確化された文章を心がけることが重要です。

それは、「誰が、誰の、何を、いつ、どこで」を省略せず明確に文章に記載することです。

「田中さんはカレーを作るのに必要な物を買った。」は曖昧な文章ですが、「田中さんはカレーを作るために必要な食材をスーパーで買った。」のようにAIが可能な限り「誰が、誰の、何を、いつ、どこで」を補わなくて良い文章を作成しましょう。

まとめ

今回の記事では動画などの字幕作成に活用できる無料のAI翻訳、DeepLとGoogle翻訳の2種類をご紹介しました。
以下が今回の内容のおさらいとなります。

DeepLの特徴

・固有名詞のアウトプットが得意

・方言の翻訳に対応

Google翻訳の特徴

・ 専門性の高い医療系の翻訳

・「人間らしい」自然な言い回しなどが苦手

皆さんも上記を踏まえて、2種類のAI翻訳を適切に活用し、簡単に自分のコンテンツを世界に発信してはいかがでしょうか?

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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