手軽に見れるメリットがあり、幅広い層に受け入れられているショート動画。
ですがショート動画のプラットフォームは複数あり、具体例を挙げると「TikTok」や「YouTube」や「Instgram」があります。
すべて同じようなプラットフォームに見えますが、実はすべてまったく違います。各SNSの特徴・違いを抑えておかなければ、ショート動画を効率的に伸ばすのは難しいといえます。
そこで今回は「TikTok」と「YouTubeショート」の2つに絞り、各SNSの違いについて解説していきます。
本記事を読み終える頃には、TikTokとYouTubeの違い、TikTokを伸ばすコツ、YouTubeショートを伸ばすコツについて理解していることでしょう。
ぜひ参考にしてみてください!
TikTokとYouTubeショートの違いとは
TikTokとYouTubeショートの違いは、大きく分けると下記の3つです。
- ユーザー層
- 利用目的
- 動画の時間
それぞれの違いについて具体的に説明します。
ユーザー層
まずTikTokとYouTubeショートのユーザー層の違いですが、下記の通りです。
- YouTubeショート:10~40代の幅広い年齢層
- TikTok:10~20代の若年層が中心
YouTubeショートは幅広い層にリーチできるのに対して、TikTokは10代〜20代の若年層をメインにリーチできるといった違いがあります。
ショート動画の年齢ターゲットによって、どちらのSNSを使い分けるか判断するのがおすすめです。
利用目的
TikTokとYouTubeショートの違いで1番目立つのが、利用目的です。
- YouTube:ショート動画を通して学びたい
- TikTok:ショート動画でトレンドを抑えたい
つまり、YouTubeショートで投稿するなら学び要素を入れることで伸びやすくなり、TikTokで投稿するならトレンドを抑えることで伸びやすくなります。
ユーザーの利用目的を意図せずに、ショート動画を作成してしまうと誰からも求められていないコンテンツが完成してしまいます。
そのため、あらかじめ各SNSの特徴・違いは抑えておくようにしましょう。
動画の時間
YouTubeとTikTokは両方ともショート動画をアップロードできるSNSですが、動画の時間制限はまったく違います。
- YouTube:1分まで
- TikTok:10分まで
TikTokはYouTubeの10倍の長さまで可能です。
この記事を読んでいる方の中には、ショート動画を「TikTok」と「YouTube」のどちらにも投稿して、二刀流でやっていきたいと考えている方もいるかもしれません。
その場合、動画の制限時間の関係によって基本的には1分未満に抑えるようにしなければなりません。
60秒以上のショート動画を作成してしまうと、YouTubeショートで使い回すことができないので、非効率な作業が出てきてしまいます。
TikTokとYouTubeショートの使い分け
TikTokとYouTubeショートの違いがわかったところで、TikTokとYouTubeショートの使い分けについて解説していきます。
どちらのSNSをメインに活用しようか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください!
TikTokを利用に向いている
TikTokに向いているケースは、下記のとおりです。
- 10〜20代のような若者をターゲットにした採用
- 10〜20代のような若者をターゲットにしたサービス・商品の紹介
- 安価なサービスや商品
具体的には、新卒採用や、食品、メイクやファッション系の商品販売などに向いています。
TikTokのユーザー層は先ほども説明したとおり、10〜20代が中心となっているため、TikTokで紹介する商品・サービスも若年層向けにしなくてはなりません。
まだ正社員として働いていない方が多いので、安価なサービスや商品が向いていることは一目瞭然です。
YouTubeショートの利用に向いている
YouTubeショートに向いているケースは、下記のとおりです。
- 幅広い年齢層をターゲットにした採用
- 幅広い年齢層をターゲットにしたサービス・商品の紹介
- 金額が比較的高めのサービスや商品
TikTokが若者向けなのに対して、YouTubeは万人受けします。
新卒や中途に関わらずに採用できますし、基本的にどんなサービス・商品の認知度向上にも向いています。
またYouTubeは年齢層が高い世代も見ているので、不動産など金額が高めのサービスや商品を扱う企業にも向いているといえるでしょう。
TikTokとYouTubeショートを活用している企業
では最後にTikTokを活用している企業3選、YouTubeショートを活用している企業3選を紹介していきます。
TikTokを活用している企業
TikTokを上手に活用している企業は、下記の3つです。
- 三和交通
- ほっともっと
- ライソン株式会社
それぞれの特徴・違いについて詳しく説明します。
■三和交通
(引用元:三和交通@TAXI会社)
三和交通の取締役部長と渉外係長がメインで出演しています。
現代のトレンドを抑えながら、ネクタイ姿で全力で踊っているのが特徴です。
TikTokの有効活用によって親しみやすい・面白いタクシー会社といったブランディングができています。
■ほっともっと
(引用元:ほっともっと【公式】)
ほっともっとのメニュー紹介を主に20秒以下でおこなっています。
サクッと見れる動画時間なだけでなく、ビジュアル訴求で食欲がそそられる構成になっています。
メニュー詳細も字幕付きで説明してくれるため、音無しでも閲覧できます。
■ライソン株式会社
(引用元:ライソン株式会社)
家電メーカー会社の社員が、企画をおこなってバズらせる内容になっています。
動画時間は比較的長めで、1分ほどの動画が多いです。長いショート動画だと3分を超えるものもあります。
YouTubeショートを活用している企業
YouTubeショートを上手に活用している企業は、下記の3つです。
- わかさ生活【公式】
- RoomPa
- クラシル
それぞれの特徴・違いについて詳しく説明します。
■わかさ生活【公式】
(引用元:わかさ生活【公式】)
「ブルブルくん」がマスコットキャラクターでお馴染みのわかさ生活のYouTubeチャンネル。
トリック紹介、魔法の作り方などエンタメ系もあったり、「会議室で遊んでみた」などの企画があったり、多種多様なショート動画が上げられています。
その他の企業のYouTubeチャンネルとは違い、まじめな動画も上げつつ、おふざけも交えた動画が上げられています。
■RoomPa
(引用元: RoomPa(ルムパ)│賃貸物件を一緒に内見♪)
賃貸物件の内見を1分以内でサクッとできるYouTubeチャンネル。
物件詳細の重要な部分だけをピックアップして紹介することで、より簡潔に不動産の魅力を伝えることができています。
■クラシル
(引用元:Kurashiru [クラシル])
一流シェフの方々による素晴らしいレシピや、クラシルおすすめレシピが1分未満で紹介されています。
テロップの種類が豊富で見やすく、また文章も簡潔にまとめられているので、誰でも理解しやすい内容になっています。
まとめ
今回はTikTokとYouTubeショートの違いについて詳しく解説してきました。
ですが中には「どちらをメインにしようかな、、、」とまだ悩んでいる方もいることでしょう。
結論からいってしまうと、TikTokとYouTubeショートはどちらも利用するのが1番おすすめです!
どちらか一方の動画を作成してしまえば、片方の媒体にも同様にアップするだけで済み、工数があまりかからないからです。
ただし注意点もあり、TikTokで2分の動画を作った場合、YouTubeショートは1分までなので、通常尺の動画になってしまいます。
両方使用する場合は、なるべく1分未満のショート動画を作成するようにしましょう。
またYouTubeショートを効率的に伸ばしたい方は、アルゴリズムについて事前に勉強しておくのがおすすめです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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