音声読み上げソフトは、ナレーション制作や読み上げ作業を効率化する便利なツールです。
最近ではAI技術の進化により、自然で聞き取りやすい音声が作成できるようになっています。
そのため、YouTube動画など多くの場面で活用されるようになってきています。
しかし、文字読み上げソフトといっても種類が多いため、初めての利用だと「どのサービスを選べばいいの?」と迷うこともあるはずです。
そこで本記事では、おすすめの音声読み上げソフト5選を紹介し、それぞれの特徴を解説します。
記事の後半では音声読み上げソフト使用時の注意点についても触れるので、導入を検討している方はぜひ参考にしてください!
音声読み上げソフトでおすすめのサービス5選!
まずは音声読み上げソフトのおすすめ5選を紹介します。
- コエステーション
- 音読さん
- AITalk
- VOICEVOX
- Amazon Polly
それぞれ詳しく説明します。
コエステーション
音声読み上げソフトのおすすめ1つ目は「コエステーション」です。
- 料金:無料(個人向けプラン)・月額55,000円 or 月額77,000円(法人向けプラン)
- 商用利用:個人向けプランは商用利用不可、法人向けプランは商用利用可能
- 対応言語:11言語
- 提供:ダウンロードアプリ(個人向け)・ブラウザ(法人向け)
「コエステーション」の最大の特徴は、自分の声をAIに学習させてオリジナルの合成音声を作成できる点です。
オリジナル音声をナレーションや動画制作に活用することができるため、差別化を図ることができます。
ただし1つ注意点があり、個人向けプランは商用利用ができません。ビジネス目的で使うなら、必ず法人向けプランを検討するようにしましょう。
音読さん
音声読み上げソフトのおすすめ2つ目は「音読さん」です。
- 料金:ベーシック(月額980円)・バリュー(月額1980円)・プレミアム(月額2,980円)
- 商用利用:可能(一部条件あり)
- 対応言語:80言語
- 提供:ブラウザ
「音読さん」の最大の特徴は、自然なイントネーションの音声です。
特にAI技術を活用したリアルな発声が特徴で、YouTube動画のナレーションやプレゼン資料の音声化、語学学習など幅広い用途に対応しています。
またクラウド型であるため、インストール不要で手軽に利用することができます。
商用利用の詳細について知りたい方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。
>>「音読さんでできること。商用利用(業務利用)や禁止事項について。」を読む
AITalk
音声読み上げソフトのおすすめ3つ目は「AITalk 声の職人」です。
- 料金:単月プランは月額55,000円・年間契約プランは年額660,000円
- 商用利用:可能
- 対応言語:日本語のみ
- 提供:ブラウザ
対応言語は日本語しかありませんが、人間の声に近い自然な音声・豊富な話者・操作がシンプルなどクオリティが極めて高いです。
初心者でも簡単に使えるほど直感的な操作なので、マニュアルを熟読しなくてもすぐに使いこなせるようになります。
VOICEVOX
音声読み上げソフトのおすすめ4つ目は「VOICEVOX」です。
- 料金:無料(商用・非商用に問わず)
- 商用利用:可能
- 対応言語:日本語のみ
- 提供:ダウンロードアプリ(Windows / Mac / Linuxに対応)
「VOICEVOX」は完全無料で利用できる音声読み上げソフトであるため、利用者が非常に多いサービスです。
特に「ずんだもん」のキャラクターボイスを採用していることが多く、YouTube動画のナレーションやコンテンツ制作で幅広く活用されています。
まずは無料で始めたいという方に、VOICEVOXは特におすすめのサービスといえます。
Amazon Polly
音声読み上げソフトのおすすめ5つ目は「Amazon Polly」です。
- 料金:無料(制限あり)
- 商用利用:可能
- 対応言語:40言語以上
- 提供:ブラウザ
「Amazon Polly」の最大の特徴は、12 ヶ月間、毎月500万文字が無料で使える点です。
ビジネス利用だと500万文字を超えてしまうケースも多いですが、有料プランは従量課金制なのでコスト管理がしやすくなっています。
また多言語にも対応しているため、海外向けに動画を発信したい場合などにもおすすめのサービスです。
音声読み上げソフトを使う際の注意点
AI技術の進化によって音声の質が上がっているなど、音声読み上げソフトは徐々に便利になってきています。
ですが、まだまだ音声読み上げソフトを使うときの注意点もあります。
- 読み間違いがあることを考慮しておく
- 商用利用が可能かどうかを確認する
それぞれ具体的に説明します。
読み間違いがあることを考慮しておく
音声読み上げソフトの1つ目の注意点は、読み間違いがあることを考慮しておくことです。
読み間違いが発生するのは、基本的に漢字を使っているケースや読めない記号を使っているケースです。
例えば、都道府県の大分のことを話していても、音声読み上げソフトは「だいぶ」と読み上げてしまったりなど読み間違いのミスが起こります。
AI技術が進化しているといってもまだまだ文脈を推測する力は弱いので、音声読み上げソフトを選択する時は読み間違えの頻度をしっかり確認しておくようにしましょう。
商用利用が可能かどうかを確認する
音声読み上げソフトの2つ目の注意点は、商用利用が可能かどうかを確認することです。
なぜなら商用利用の可否を気にせずにつかっていると、法的トラブルになってしまう可能性が出てくるからです。
商用利用ができない場合、YouTube動画に音声が使えないので注意が必要です。
他にも、下記のようなケースは商用利用とみなされます。
- eラーニング教材の音声コンテンツ
- カスタマーサポートの自動音声応答
- 収益化しているWebサイトでの音声ガイド
- 有料アプリで使用している音声
- 広告やプロモーションビデオでのナレーション
また商用利用が可能な場合でも、クレジット表記が必要なケースもあります。
クレジット表記に関する内容は、基本的に音声読み上げソフトの利用規約に記載されているので、必ず事前にチェックするようにしましょう。
まとめ
今回は、音声読み上げソフトのおすすめサービス5選を紹介してきました。
- コエステーション
- 音読さん
- AITalk
- VOICEVOX
- Amazon Polly
音声読み上げソフトは、作業効率の向上やコスト削減、そして一定のクオリティを維持できるなど多くのメリットがあります。
「VOICEVOX」や「Amazon Polly」のように無料から始められるサービスもあるので、気になる方はぜひお試しで使ってみましょう。
もし音声読み上げソフトを使って海外向けに発信していきたい場合は、同時に翻訳を検討することも大切になってきます。
おすすめの翻訳会社については以下の記事にまとめていますので、気になる方はぜひご覧ください。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!