『YouTubeを始めたけど、なかなか再生回数が上がらない、、』と悩んでいませんか。
YouTube動画の再生回数を伸ばすには、どれだけ自身の動画がおすすめ動画に載れるかが重要になってきます。
※おすすめ動画:YouTubeのホーム画面・次の動画パネルに載っている動画のこと。
そこで今回は、YouTubeのおすすめ動画に載る仕組み・コツなどを詳しく説明していきます。
まだYouTubeのアルゴリズム・仕組みを理解できていない方は、参考にしてみてください!
YouTubeのおすすめはどのような仕組みになっている?
YouTubeのおすすめの仕組みは、大きく2つの法則から成っています。
・パーソナライズに基づきおすすめされる
・動画のパフォーマンスに基づきおすすめされる
それぞれ具体的に説明します。
パーソナライズに基づきおすすめされる
おすすめの仕組み1つ目は、パーソナライズになります。
具体的にいうと、各視聴者の動画の再生履歴や検索履歴、登録チャンネルに基づいておすすめされる仕組みになっています。
例えばですが、普段からゲーム実況の動画ばかりを見ているのであれば、その人のおすすめ動画はゲーム実況に関する動画が多くなります。
つまり、視聴しているジャンルに近い動画がおすすめされる仕組みになっています。
動画のパフォーマンスに基づきおすすめされる
おすすめの仕組み2つ目は、動画のパフォーマンスになります。
具体的にいうと、クリック数、視聴回数、総再生時間、平均視聴時間、平均視聴維持率、高評価、低評価、コメント、キーワード、共有に基づきおすすめされる仕組みになっています。
例えばですが、動画のクリック率が20%以上、かつ平均視聴維持率が70%以上など平均と比べて高いと、YouTubeが『この動画は人気なのでおすすめ動画に載せよう!』と判断します。
そのため、動画のパフォーマンス向上を意識することが大事になります。
動画のパフォーマンスに関しては、YouTube Studioで分析するのがおすすめです。
YouTube Studioを利用すれば、クリック率が平均値より低いのか、どの部分で離脱されているのかなどをより詳細に調べることができます。
誰でも無料で使えるツールなので、ぜひ以下の記事を参考にして使ってみてください!

またYouTubeで安定してパフォーマンスを向上させるには、キーワード選定などのVSEO対策が必須になってきます。
VSEO対策について詳しく知らない方は、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください。

信頼のおける動画かどうか?もおすすめの仕組みに影響している!

またYouTubeは信頼できる動画か、ガイドラインにギリギリ違反してない動画かを、目視で確認しています。
そして信頼できない動画やガイドラインに違反している動画は、そもそもおすすめされない仕組みになっています。
信頼できない動画はおすすめされない
先ほども伝えたとおり、信頼できない動画はおすすめされない仕組みになっています。
なぜならYouTubeを信頼のおける動画プラットフォームにしたいと考えているからです。
そのため、嘘の情報や性的に際どいコンテンツや暴力的なコンテンツなど、質の低い動画がおすすめされにくいようなアルゴリズム・仕組みになっています。
例えばですが、医療関係者でもない方が『〇〇病の治し方を解説!』というデタラメな動画を出しても、信頼性が低いのでおすすめされません。
このようにYouTubeは、動画の信頼性もしっかり見ています。
そのため、基本的には根拠のある動画作り、誠実なコンテンツ作りを意識するようにしましょう。
信頼できる動画だからといっておすすめされやすくはならない
1つ注意点ですが、信頼できる動画だからといっておすすめされる訳ではありません。
なぜなら先ほども説明したとおり、パーソナライズと動画のパフォーマンスによってYouTube動画はおすすめされるか決まる仕組みになっているからです。
信頼できる動画作りは大前提として、それ以上に意識すべきは『パーソナライズ』と『動画のパフォーマンス』になります。
過去に投稿した動画がおすすめされている理由は?

一般的におすすめに載る動画は公開されてすぐの動画だと思われていますが、実は1年以上前に投稿した動画などがおすすめ動画に載ることもあります。
その理由は、大きく分けて3つあります。
・動画で扱っているトピックが再び流行っている
・新しい視聴者が動画をまとめ見している
・シリーズの新しい動画を公開したため、過去のシリーズ動画が見られている
それぞれ具体的に説明します。
動画で扱っているトピックが再び流行っている
1つ目の理由として、動画で扱っているトピックが再び流行っていることが挙げられます。
昔流行っていたトピックを、人気YouTuberやテレビタレントがピックアップすることで、再度バズったりします。
例えば、有名人が昔のアニメである『北斗の拳』にはまっているとYouTubeで話せば、『北斗の拳』に関する動画の需要が急にグンと上がります。
このように有名人やインフルエンサーの影響力によって再び流行った結果、動画の需要が上がり、おすすめ動画に載りやすくなります。
新しい視聴者が動画をまとめ見している
2つ目の理由として、新しい視聴者が動画をまとめ見していることが挙げられます。
まとめ見をすること、すなわちそのクリエイターの動画のパフォーマンスが向上することに繋がります。
具体的に挙げると、クリック数、視聴回数、総再生時間などが上がります。
その結果、YouTubeのおすすめ動画に載りやすくなります。
ただし、まとめ見を促すためには、再生リストの作成が欠かせません。
再生リストは自動的に動画が再生されるようになるため、1つ目の動画が視聴し終わると、2つ目の動画が再生→3つ目の動画が再生・・・→10個目の動画が再生となっていきます。
別チャンネルへの移動を防ぐことができるので、動画のまとめ見されやすくなります。
まだ再生リストを作成していない方は、ぜひ以下の記事を参考にして再生リストを作りましょう。

シリーズの新しい動画を公開したため、過去のシリーズ動画が見られている
3つ目の理由として、シリーズの新しい動画を公開したため、過去のシリーズ動画が見られていることが挙げられます。
例えば、有名YouTubeである『ジョーブログ』は世界中を旅していますが、ヨーロッパ横断編もあれば、南米縦断編などシリーズが複数あります。
そのため、新しいシリーズが公開されるごとに、『前のシーズンってどのような旅してたかな?』と気になり、動画視聴に繋がったりします。
そして短期的に動画のパフォーマンスが上がった結果、YouTubeのおすすめ動画に載るようになります。
動画をおすすめに載せるためには?

最後に、YouTube動画をおすすめに載せるコツ2つを紹介します。
・動画のパフォーマンスを上げる
・ガイドラインを守って投稿する
それぞれ具体的に説明します。
動画のパフォーマンスを上げる
1つ目のコツは、動画のパフォーマンスを上げることです。
先ほども説明したとおり、動画のパフォーマンスにはクリック数、視聴回数、総再生時間、平均視聴時間、平均視聴維持率、高評価、低評価、コメント、共有などがあります。
その中でも特に、動画のクリック率や平均視聴時間を上げる必要があります。
クリック率の上げ方に関しては、以下の記事で詳しく説明しているので、興味のある方はぜひ参考にしてみてください。


また平均視聴時間については、動画を飽きさせないようにする必要があります。
例えば動画の合間にポイント箇所や面白いポイントを作ったり、興味を引くようなアニメーションを追加したりするなどです。
また動画の冒頭でよく離脱されている場合は、冒頭に興味を引くような箇所を入れておくようにしましょう。
例えば、冒頭にその動画の予告編を10秒ほど流して、動画の内容を簡潔に伝えるようにするのがおすすめです。
対策を打っても、平均視聴時間が伸びたかを確認しなければ、その対策が適切かは判断ができません。
なので併せて、必ず平均視聴維持率についてYouTube Studioで分析しておくようにしましょう。
平均視聴維持率のスコアに関しては、以下の記事を参考にして確認してください。

ガイドラインを守って投稿する
2つ目のコツは、ガイドラインを守って投稿することです。
なぜならガイドラインを守っていなければ、いくら自信のあるコンテンツでもおすすめされない仕組みになっているからです。
例えば、詐欺に関するコンテンツ、暴力的や危険なコンテンツなどは、どれだけ編集にこだわり、サムネイルや動画タイトルを工夫しても、YouTubeの仕組み上、おすすめ動画に載ることはありません。
まずはガイドラインを厳守して、動画を投稿するようにしましょう。
動画をおすすめに載せる具体的なポイント
先ほども伝えたとおり、1番大事なポイントは「クリック率」と「平均視聴時間」です。
上記2つの指標を伸ばすには、どのようなことに気をつけるべきなのか解説します。
- 冒頭15秒で見る価値を伝える
- 動画構成やテンポに変化を与える
- 伸びやすい企画を模倣する
それぞれ具体的に説明します。
冒頭15秒で見る価値を伝える
YouTubeでは、動画の最初の15秒が重要です。
ここで視聴者を引き込めるかどうかで、その後の再生数が大きく変わります。
おすすめに載るかどうかも、冒頭で離脱されるかが影響しています。
「この動画では○○について話します」や「最後にポイントをまとめるので、ぜひ最後まで見てください」といったように、動画を見るメリットをハッキリ伝えるのがポイントです。
また最初にグダグダと雑談したり、自己紹介だけで終わってしまうと離脱されやすくなります。
視聴者は早く本題に入ってほしいと思っているので、冒頭はテンポよく、簡潔に話すことが大事になります。
視聴維持率がグッと上がれば、YouTubeは「この動画は長く閲覧されていて良い動画だな」と判断して、よりおすすめ欄に載りやすくなります。
冒頭15秒は適当に作るのではなく、なるべく離脱を避けるような構成にするようにしましょう。
動画構成やテンポに変化を与える
動画を最後まで見てもらうには、「飽きさせない工夫」が必要です。
ずっと同じトーンで話していたり、画面が変わらないと、どうしても飽きられてしまいます。
そこで活躍するのが、テロップや字幕です。
話の要点をテロップで表示するだけでも視聴者の理解度が上がり、かつスマホで音声をオフにして見ている人にも伝わりやすくなります。
さらに字幕があることで、視覚的にリズムが生まれて、テンポも良く感じます。
最近ではYouTubeの「自動翻訳機能」や「オートダビング(自動吹き替え)」も使えるようになっています。
自動翻訳機能やオートダビング機能の使い方に関しては、以下の記事をご覧ください。


上記を活用すれば、海外の視聴者にも動画を届けられるようになり、日本以外の視聴者も獲得できるようになります。
YouTube翻訳や吹き替えの導入は、再生回数を伸ばすうえでおすすめの方法といえます。
ただし、標準機能で備えられている「自動翻訳機能」や「オートダビング(自動吹き替え)」では、精度がまだまだ低いという注意点もあります。
もし本格的に海外層を取り込んでいきたいなら、YouTube翻訳サービスを検討するようにしましょう。
YouTube翻訳の効果については、以下の記事で詳しく解説しています。

伸びやすい企画を模倣する
YouTubeで伸ばすためには、まず「伸びている動画」を研究するのが一番の近道です。
なぜなら再生回数が多い企画には、伸びる要素が詰まっているからです。
たとえば、「〇〇やってみた」「初心者向けの〇〇講座」「〇〇あるある」などは定番です。
まだ上記のような企画をやっていない場合は、自分のジャンルに合わせてアレンジしてみましょう。
ただし完全にマネする必要はなく、企画の切り口や、タイトル・サムネの作り方、構成の流れなど、参考にするだけでOKです。
人気の動画を10本くらいチェックしてみると共通点が見えてくるので、ぜひ自分のチャンネルに落とし込んで動画を作るようにしましょう。
「模倣=ズルい」ではなく、「模倣=戦略」です。
YouTubeを始めたての頃は、我流で運営するのではなく、伸びている動画・チャンネルを参考にして運営するのがおすすめです。
まとめ

今回は、YouTube動画がおすすめされる仕組みについて解説してきました。
簡単に、その仕組みについておさらいしておきます。
・パーソナライズに基づきおすすめされる
・動画のパフォーマンスに基づきおすすめされる
パーソナライズは近いジャンルの動画を視聴している人におすすめされる仕組みなのでクリエイター側で工夫してコントロールすることは難しいです。
しかし、クリック率や平均視聴時間などの動画のパフォーマンスはクリエイター側の工夫次第で大きく変わってきます。
『YouTube動画をおすすめ動画に載せて再生回数を増やしたい!』と考えている方は、ぜひ動画のパフォーマンス向上に努めてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!