YouTubeのハッシュタグとは、
タイトルや説明文に「#◯◯」と記載することで同じテーマの動画同士をつなげる仕組みです。
視聴者がクリックすれば、同じハッシュタグの付いた動画一覧が表示され、関連動画としての露出が広がります。
つまり、動画の発見性を高め、再生回数や登録者数を伸ばすきっかけになるということです。
本記事では、ハッシュタグの効果的な使い方や設定時の注意点をわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
YouTubeのハッシュタグとは
まず、YouTubeのハッシュタグとはどのような機能なのか、タグとハッシュタグの違いについて詳しく解説していきます。
ハッシュタグは関連動画に表示させる機能
ハッシュタグとは、YouTubeのタイトルや説明文に「#サーフィン」などの形で記載するキーワードのことです。
視聴者がクリックすると、同じハッシュタグが付いた他の動画一覧が表示され、
関連動画として紹介されやすくなる特徴があります。
また検索にも影響しやすく、動画のジャンルや内容をわかりやすく伝えるのにも効果的です。
例えば、「時短クッキング」というハッシュタグを付ければ、
この動画は料理系の動画だと判断してくれやすくなり、
料理系のキーワードで調べた方に動画がおすすめされやすくなります。
英語や地名、機材名などを組み合わせて使うことで、幅広い視聴者に届きやすくなります。
初心者でもすぐに活用できる集客手段であり、多くのYouTuberに利用されています。
タグとハッシュタグの違い
YouTubeには「タグ」と「ハッシュタグ」という2つの似た言葉がありますが、使い方や効果が異なります。
タグは動画の詳細設定で入力するもので、視聴者には一切見えません。
検索の補助にはなりますが、現在は効果が小さいとされています。
一方、ハッシュタグは「#◯◯」の形でタイトルや説明文に書き、視聴者にも見えるようになっています。
クリックすると関連動画が表示され、動画のジャンルを伝えたり検索されやすくなったりします。
同時にタグについても学びたい方は、以下の記事をご覧ください。

YouTube動画にハッシュタグを付けるメリット
YouTube動画にハッシュタグを付けるメリットは、下記のとおりです。
- ハッシュタグ経由で動画を見つけてもらえる
- 検索結果や関連動画に上位表示されやすくなる
- VSEO対策になる
- 海外層にリーチできるようになる
それぞれ具体的に説明します。
ハッシュタグ経由で動画を見つけてもらえる
YouTubeでは、ハッシュタグを使うことで視聴者に動画を見つけてもらいやすくなります。
たとえば「#サーフィン」といったハッシュタグを付けておくと、
そのキーワードに興味がある視聴者がクリックしたときに、
同じハッシュタグが付いた動画の一覧が表示されます。
その中にあなたの動画も表示されるため、チャンネル登録していない人にも見てもらえる可能性が高まります。
逆にハッシュタグを付けていなかった場合、ハッシュタグ経由で視聴される可能性はゼロになります。
初心者や登録者数が少ない段階では、
ハッシュタグを活用して再生回数を伸ばすきっかけにすることが大切です。
検索結果や関連動画に上位表示されやすくなる
ハッシュタグを正しく使うことで、YouTube内の検索結果や関連動画の欄に表示されやすくなります。
なぜならYouTubeのアルゴリズムは、
動画の内容を理解するためにタイトル・説明文・タグ・ハッシュタグなどの情報を参考にしているからです。
例えば、サッカーの動画に「サッカー解説」などのハッシュタグを付ければ、
アルゴリズムは試合動画ではなく解説動画だとより詳細に理解できるようになります。
そのため、動画に関連する適切なハッシュタグを付けておけば、
「似た内容の動画を探している視聴者」に対して優先的に表示されやすくなるのです。
特に、ニッチなジャンルやトレンド性の高いテーマであれば、
ハッシュタグが再生数アップの後押しになる可能性も高いので、なるべく活用するようにしましょう。
VSEO対策になる
ハッシュタグを使うことは、
YouTube動画のSEO(VSEO=Video Search Engine Optimization)対策としても有効です。
VSEOとは、YouTubeだけでなくGoogleやYahoo!などの検索エンジンにも動画を上位表示させるための工夫です。
ハッシュタグを含めた動画は、
そのキーワードで検索された際に検索結果に表示されやすくなります。
たとえば「湘南サーフィン」のような具体的なハッシュタグを付けておくと、
Googleなどの検索エンジンで湘南に関するサーフィンを調べた時にYouTube動画が出てくる可能性が高まります。
Web経由での集客経路を増やしたい方には、VSEO対策はしておくべきだといえます。
海外層にリーチできるようになる
ハッシュタグを活用することで、
海外の視聴者にも動画が届きやすくなるというメリットがあります。
例えば「#surfing」「#beachlife」などの英語のハッシュタグを併用することで、
YouTubeのグローバルな検索や関連動画に表示されやすくなります。
日本語タイトルや説明文だけでは届きにくい海外ユーザーにも、
ハッシュタグによって動画のテーマやジャンルが伝わりやすくなり、再生のきっかけになります。
もし海外層を取り込んでいきたいなら、手始めにハッシュタグを英語にするのがおすすめです。
本格的に海外に向けてYouTubeチャンネルを運営していきたいなら、
YouTube翻訳をおこなってタイトル・概要欄・字幕などを海外向けにするのがおすすめです。

YouTube動画にハッシュタグを付ける手順
実際の画像を用いながら、YouTube動画にハッシュタグを付ける手順を解説します。
- YouTube Studioにログイン
- 画面左メニューから「コンテンツ」をクリック
- ハッシュタグを設定したい動画の「詳細」を選択
- 動画の「説明」を入力する欄に、「#〇〇」と入力
①YouTube Studioにログインします。
②画面左メニューから「コンテンツ」をクリックします。
③ハッシュタグを設定したい動画の「詳細」を選択します。
④動画の「説明」の入力欄に、「#〇〇」と入力します。
YouTube動画にハッシュタグを付ける際のコツ
YouTube動画にハッシュタグを付ける際のコツは、下記のとおりです。
- 「#」は必ず半角で入力する
- 15個以上は設定しない
- 単語間にスペースは入れない
それぞれ具体的に説明します。
「#」は必ず半角で入力する
YouTubeでハッシュタグを機能させるには、必ず半角の「#」を使う必要があります。
なぜなら全角の「#」を使ってしまうと、リンクとして認識されず、クリックしても関連動画一覧には飛べないからです。
例えば、「#エンタメ」ではなく、「#エンタメ」のように半角で入力しなければなりません。
入力する際は、パソコンやスマホの英数モードで「#」を入力してください。
間違って全角にしてしまうとせっかくのハッシュタグが効果を発揮しないので注意が必要です。
そのため、アップロード後にハッシュタグがしっかり反映されているか、必ず表示確認を行いましょう。
15個以上は設定しない
YouTubeではハッシュタグを15個以上設定すると、
すべてのハッシュタグが無効化されるという仕様があります。
多く付ければ効果が上がるというわけではなく、むしろ逆効果になります。
ハッシュタグは基本的に3〜5個程度に厳選し、視聴者や検索ニーズに合ったタグを選ぶことが大切です。
テーマや動画内容に直結するものをピックアップすることで、
アルゴリズムからも正しく評価されやすくなるのでおすすめです。
例えば、サーフィンの動画なのに、「#ダイエット」や「#アウトドア」などのハッシュタグを付けてしまうと、
アルゴリズムからの正しい評価が得られない可能性が出てきます。
なので、ハッシュタグは厳選して設定するようにしましょう。
単語間にスペースは入れない
ハッシュタグでは、単語と単語の間にスペースを入れると正しく認識されません。
たとえば「#サーフィン 初心者」と入力すると、#サーフィンだけがハッシュタグになり、
「初心者」はただの文字列扱いになります。
複数語を使いたいときは「#サーフィン初心者」や「#surfingBeginners」など、繋げて書くのが正解です。
単語の見やすさを意識するなら、大文字と小文字を使い分ける「キャメルケース」も有効です。
まとめ
YouTubeのハッシュタグは、動画のジャンルを明確に伝え、
関連動画や検索経由での露出を増やすために欠かせない要素です。
正しく使えば、再生回数やチャンネル登録数の向上に大きく貢献します。
初心者の方でも簡単に設定できるため、今すぐ導入してみましょう。
また適切なキーワード選びや使い方のルールを意識することで、
より多くの視聴者に届く動画づくりが可能になります。
YouTubeにおけるキーワード選定においては、以下の記事をぜひご参考にしてみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!