YouTubeの動画を共有するとき、「このシーンだけ見てほしい」と思ったことはありませんか？
そんなときに便利なのが「時間指定リンク」です。
時間指定リンクを利用すれば、
動画の特定シーンから再生させることができ、満足度や再生維持率の向上にもつながります。
本記事ではYouTubeの時間指定リンクの作り方と、
その活用による3つのメリットをわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください！
YouTubeの時間指定機能とは
YouTubeの時間指定機能とは、「動画を最初から再生させるのではなく、特定の時間から再生させる機能」のことです。
イメージしにくいと思うので、実際に概要欄に貼られている時間指定リンクを載せておきます。
時間指定リンクがクリックされると、指定した秒数のところから動画が再生されるようになります。
ある一定の部分だけ視聴してほしいというニーズに合った機能だといえます。
YouTube動画を時間指定して共有するメリット
YouTube動画を時間指定して共有するメリットは、下記の3つです。
- VSEO対策になる
- 視聴維持率を上げられる
- 視聴者がストレスなく動画を見れる
それぞれ具体的に説明します。
VSEO対策になる
1つ目のメリットは、VSEO対策になることです。
YouTubeの時間指定リンクがVSEO対策になる理由は、
視聴者と検索エンジンの両方に対して「有益なコンテンツの提示」が明確になるためです。
時間指定リンクを使うと、特定のシーンや話題にすぐアクセスできるようになるため、
視聴者の満足度が高まり、視聴維持率やクリック率の向上につながります。
これによりYouTube側から「価値ある動画」と認識され、検索順位が上がる要因となります。
また時間指定リンクを設定していれば、Google検索で特定の時間へのリンクとして表示されることがあり、
検索結果から直接該当シーンへ誘導できるのも大きなメリットだといえます。
視聴維持率を上げられる
2つ目のメリットは、視聴維持率を上げられることです。
視聴者は無駄な部分をスキップできて、
目的の情報にすぐたどり着けて満足度が上がりやすくなるからです。
そして満足した視聴者は、その後も動画を見続けたり、
他のチャプターもチェックしたりする傾向があり、
結果として全体の再生時間や視聴維持率が伸びやすくなります。
また時間指定リンクがあれば「この動画は整理されていてわかりやすい！」といった印象に繋がり、
安心して視聴を続けてもらいやすいです。
視聴維持率が高ければ、動画の評価も上がり、YouTubeのアルゴリズムに優遇される傾向もあります。
なので、なるべく時間指定リンクは有効活用するべきといえます。
YouTubeのアルゴリズムについて詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。
視聴者がストレスなく動画を見れる
3つ目のメリットは、視聴者がストレスなく動画を見れることです。
なぜなら視聴者が知りたい情報や興味のあるシーンにすぐアクセスできるため、
無駄な時間をかけずに目的を達成できるからです。
たとえば長尺の動画でも、「〇分〇秒から商品レビュー開始」などリンクがあれば、
視聴者は動画を早送りしたり巻き戻したりする必要がなくなります。
これにより探す手間や退屈な時間を省けるため、視聴者のストレスが大幅に軽減されます。
10分以下の短い動画であればまだしも、10分を超える長い動画に関しては、
なるべく時間指定リンクを貼ってあげる方がユーザーファーストだといえます。
YouTubeの時間指定リンクを作成する方法
YouTubeの時間指定リンクは、大きく分けて2種類あります。
- コメント欄・概要欄で使えるリンク
- 共有用URLとして使えるリンク
両方とも簡単に作れるので、ぜひこの機会に習得しておきましょう。
コメント欄・概要欄で使えるリンク
コメント欄・概要欄で使えるリンクのイメージは、下記のとおりです。
- コメント欄もしくは概要欄を開く
- 半角で指定したい時間を入力する
①コメント欄もしくは概要欄を開きます。
②半角で指定したい時間を入力します。
時間部分が自動的にリンクになり、
視聴者がクリックすることで選択箇所まで動画がスキップされるようになります。
前置きの長い動画・20分以上ある比較的長めの動画の場合は、
あらかじめクリエイター側で時間指定リンクを貼ってあげるのが親切です。
共有用URLとして使えるリンク
共有用URLとして使えるリンクは、下記のようなリンクです。
「https://youtu.be/AVJtLjdo6h4?si=ETJW1bfQLtr41o5e&t=303」のような一般的なURLです。
URLの末尾に数字（秒数）が記載されており、
上記のURLだと303秒なので5分3秒の時点から動画が始まるリンクということです。
- 時間指定したい場面で動画を停止する
- 「共有」をクリックする
- 開始位置にチェックをいれる
- 「コピー」をクリックして、時間指定URLを取得する
①時間指定したい場面で動画を停止します。
②「共有」をクリックします。
③開始位置にチェックをいれます。
④「コピー」をクリックして、時間指定URLを取得します。
ある特定の部分を視聴してもらいたい時、SNSでシェアしたり、チャットアプリでシェアするなど万能に使えるURLです。
YouTubeの時間指定リンクの活用例
時間指定リンクがよく使われるのは、下記のようなシーンです。
- ハウツー動画の操作手順
- 商品紹介・レビューの重要箇所
- 視聴者から人気のセクション
- 動画の目次
特に、YouTubeのクリエイターであれば動画の目次を概要欄やコメント欄に設定するのがおすすめです。
目次を設定してあげることで、
視聴者は興味のある部分を優先的に視聴できるようになるため、短期離脱を避けることに繋がります。
動画のエンゲージメント率は、再生回数やチャンネル登録率にも大きな影響を与えます。
そのため、少し手間にはなりますが動画の目次はなるべく設定するようにしましょう。
YouTubeの時間指定リンクを作成する際の注意点
YouTubeの時間指定リンクを作成する際の注意点は下記のとおりです。
- 全角で入力するとリンクとして認識されない
- 時間している箇所によってはマイナス評価になる
それぞれ具体的に説明します。
全角で入力するとリンクとして認識されない
1つ目の注意点は、全角で入力するとリンクとして認識されないことです。
概要欄やコメント欄にタイムスタンプを付ける場合は、必ず半角で入力しなければなりません。
例えば、下記のような目次はリンクとして反映されませんので、
クリックしても該当部分までジャンプすることはありません。
００：００ オープニング
０２：３０ 時間指定リンクの作り方
０５：００ 時間指定リンクを作るときの注意点
必ず「02:30 時間指定リンクの作り方」というように、タイムスタンプ部分には半角を使うようにしましょう。
時間指定する箇所によってはマイナス評価になる
2つ目の注意点は、時間を指定する箇所によってはマイナス評価になることです。
なぜなら全然見られていない部分をリンク化すると、
リンクをクリックしたのに何を伝えたかったのか理解できず、逆にマイナス評価になってしまうからです。
概要欄・コメント欄は動画公開後でも編集できるので、
YouTube Studioのアナリティクスを見ながら、人気の部分をリンク化するのもひとつです。
YouTube Studioの使い方については、ぜひ以下の記事をご参考ください。
まとめ
YouTubeの時間指定リンクは、動画の特定シーンをピンポイントで視聴者に届けられる便利な機能です。
視聴者の満足度向上はもちろん、VSEO対策や視聴維持率アップといったメリットもあり、
チャンネル全体の評価にも好影響を与えます。
またリンクの作り方も非常にシンプルなので、初心者でもすぐに実践可能です。
ぜひこの機会にYouTubeの時間指定リンクを作ってみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました！