Tiktok、Instagramのリール、YouTube Shortsなどでお馴染みのショート動画。
今では、YouTubeのショート動画も収益化ができるなり、多くのクリエイターがショート動画に力を入れるようになっています。
そこで今回は、ショート動画の収益化の条件や、ショート動画のメリットデメリットなどを説明した上で、ショート動画を伸ばすポイントなども説明していきます。
今後はショート動画にも挑戦していきたいな、と思っている方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
ショート動画にも広告収益が発生する!
ショート動画の収益化はいつから始まった?
YouTubeのショート動画の収益化は、2023年の2月1日からスタートしました。
収益化できる条件とは?
次に、YouTubeのショート動画で収益化するための条件について説明します。
条件をまとめると、次の2つになります。(2024年5月現在)
- チャンネル登録者数500人&有効な公開動画を3本以上アップロード&公開ショート動画の視聴回数が300万回以上(過去90日間)
- チャンネル登録者数500人&有効な公開動画を3本以上アップロード&有効な公開長尺動画の総再生時間が3,000時間以上(過去1年間)
(引用元:新登場: YouTube パートナー プログラムへの早期アクセス)
直近90日間のショート動画の視聴回数が300万回以上に条件が緩和されました。(以前は1,000万回)
上記の 1 or 2 のどちらか一方の条件を満たせばYouTubeの収益化は可能です。(YouTube パートナープログラムに参加できます)
収益化の審査に落ちない対策を知りたい方は、以下の記事も合わせてチェックしましょう!
1再生あたりの広告単価とは?
1番気になるのは「広告単価」でしょう。
通常動画は1再生あたりの収益が0.05円〜0.7円といわれていますが、ショート動画の収益は、1再生 0.003円〜0.01円程度だといわれています。
つまり動画が100万回再生された場合、通常動画だと5万〜70万円ほど、ショート動画だと3,000円〜10,000円ほどになります。
広告単価だけを比較すると、「通常動画に力を入れた方が良さそうだな」と思われるかもしれません。
しかし、ショート動画はスーパーサンクス機能でマネタイズできたり、通常動画に比べて不特定多数の人にリーチしやすいなどのメリットが存在します。
ショート動画にもスーパーサンクス機能がある!
また、ショート動画でも、スーパーサンクス機能が使えます。
※スーパーサンクス機能:応援したい特定の動画に対して、視聴者がチップ(投げ銭)を送ることができる機能のこと。
スーパーサンクス機能について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください!
2023年1月までは、通常動画にしかできかなかった投げ銭機能(スーパーサンクス機能)でしたが、現在はショート動画にも実装されています。
YouTubeのショート動画を投稿するメリット
YouTubeのショート動画を投稿するメリットは、下記の3つです。
- コンテンツを他SNSで再利用できる
- 多くの視聴者にリーチしやすい
- 低コストなので投稿本数を増やしやすい
それぞれ具体的に説明します。
コンテンツを他SNSで再利用できる
メリット1つ目は、コンテンツを他SNSで再利用できることです。
なぜなら縦長フォーマットの動画は、Instagramのリール動画やTiktokなどに再利用できるからです。
一つのコンテンツを再利用できるので、同時に他SNSのフォロワーを増やす戦略を取れます。
「より少ない労力でフォロワーを増やしたい!」と考えている方に、特にショート動画はおすすめだといえます。
多くの視聴者にリーチしやすい
メリット2つ目は、多くの視聴者にリーチしやすいことです。
なぜならショート動画はランダムでコンテンツが表示されやすく、不特定多数の人にリーチできるからです。
よく比較される通常動画は類似したコンテンツが表示されやすくなっているので、これまでよく閲覧してきたクリエイターのコンテンツが表示されやすくなっています。
例えば、古民家のDIY動画を普段から見ていれば、YouTubeのおすすめ欄は自然と古民家のDIY動画で埋められてしまうということです。
要するに、通常動画よりショート動画の方が初心者に優しいということです。
そのため、これから本格的にYouTubeを始めたいのであれば、ショート動画の方が有利といえます。
低コストなので投稿本数を増やしやすい
メリット3つ目は、低コストなので投稿本数を増やしやすいことです。
なぜなら通常動画と比べて動画の尺が短く、撮影コストや動画編集コストが比較的少ないからです。
ショート動画は20〜40秒の尺の長さが過半数を超えるといわれている一方で、通常動画は5分以上の動画が非常に多くなっています。
もちろん動画時間が長くなるにつれて、BGMや効果音を挿入したり、テロップを入れたりする工数が増えるので、動画1本あたりのコストも大きくなります。
そのため、投稿本数を増やしていきたいのであれば、通常動画よりショート動画を優先するべきでしょう。
YouTubeのショート動画を投稿するデメリット
YouTubeのショート動画を投稿するデメリットは、下記の2つです。
- 1再生あたりの広告収益が少ない
- 概要欄まで見てくれる人が少ない
それぞれ具体的に説明します。
1再生あたりの広告収益が少ない
1つ目のデメリットは、1再生あたりの広告収益が少ないことです。
先ほども説明しましたが、ショート動画の広告単価は1再生あたり0.003円〜0.01円といわれており、通常動画と比べると稼ぎにくいです。
たとえば、チャンネル登録者数を効率よく増やしたいのであれば、不特定多数にリーチできるショート動画は有利です。
しかし、稼ぎやすさの観点からみると、ショート動画は数を多く打たなければ大きくは稼げません。
YouTubeで生計を立てれるレベルになりたいなら、「ショート動画×通常動画」で掛け合わせていくことが大事です。
概要欄まで見てくれる人が少ない
2つ目のデメリットは、概要欄まで見てくれる人が少ないことです。
概要欄には自社商品のリンクや公式サイトを置いたりして、マネタイズポイントを用意することが多々あります。
通常動画であれば常に概要欄が表示されているのですぐにリンクをタップできますが、ショート動画の場合は概要欄を開くために「三点マーク」→「説明」をタップしなければなりません。
手軽に概要欄を開くことができないので、誘導させたいリンクを踏ませるのが難しいといった特徴があります。
ショート動画を伸ばすポイント!
では最後に、YouTubeのショート動画を伸ばすポイントを紹介していきます。
ショート動画を伸ばすポイントをまとめると、次の3つになります。
- オープニングで引きつける
- 気になるタイトルにする
- 動画にコメントをしてもらうよう促す
それぞれ具体的に説明します。
ショート動画のアルゴリズムについて詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひ読んでみてください!
オープニングで引きつける
1つ目のポイントは、オープニングで引きつけることです。
ショート動画だけに限らず、通常動画も同じだと思いますが、最初が肝心です。
なぜならオープニングで引きつけることにより、ショート動画の平均視聴時間が伸びて、おすすめ欄に載る可能性が高くなるからです。
ショート動画は上にスクロールするだけで、次の動画に移動できるので、最初に視聴者の目に止まらなければ、すぐ離脱されてしまいます。
そのため、動画のオープニングは興味を引くように、テロップを有効に使い興味を引かせることが重要です。
例えば、ショート動画の最後で有益情報があることを伝えたり、その動画でこれから何が始まるのかを期待させるような文言を入れたりすることがおすすめです。
面白いショート動画を一つご紹介すると、下記動画は『〇〇を仕掛けてみた』といった文言を入れることによって、その後の結末が気になるような工夫がなされています。
■参考YouTube
気になるタイトルにする
2つ目のポイントは、気になるタイトルにすることです。
ショート動画は当たり前ですが、通常動画と比べて動画時間が短いです。
つまり、タイトルで視聴者を引きつけることができれば、視聴者はその動画がタイトル通りになるまで待ってくれる可能性が高いということです。
その結果、視聴維持率が高くなる傾向にあり、視聴維持率が長い動画はさらにおすすめに乗りやすくなります。
そのため、動画のオチをタイトルに付けたり、ビフォーアフターでどれだけ変化したのかを表記したりして、視聴者を引きつけることが大事になります。
また『具体的な数字を入れる』や『文字数を35文字以内に抑える(全角)』など、タイトルの付け方しだいで、大きく視聴者の反応が変わります。
気になる方は、以下の記事で詳しく説明しているので、ぜひ参考にしてみてください!
動画にコメントをしてもらうよう促す
3つ目のポイントは、動画にコメントをしてもらうよう促すことです。
なぜなら、YouTubeは動画の盛り上がり具合(初動再生回数・視聴時間・コメント数・グッドボタン率など)で、その動画が評価されているかを判断しているからです。
評価が良ければ、『人気の動画』として判断され、検索上位に表示されたり、関連動画やおすすめ動画に表示されたりします。
ただ、動画にコメントをしてもらうことが大切とわかっても、それを実現するのが難しいところですよね。
ショート動画にコメントをしてもらうには、例えば下記のような工夫が大切になります。
- 動画に視聴者が思わずコメントしたくなる箇所を作る
- 動画内で視聴者にコメントを促す
- 動画の詳細をコメント欄に記載しておく
これからYouTubeのショート動画で収益化を考えている方は、ぜひ覚えておいてください!
まとめ
今回は、YouTubeのショート動画の収益化の条件、ショート動画を伸ばすコツについて説明してきました。
簡単におさらいしておきます。
①チャンネル登録者数500人&有効な公開動画を3本以上アップロード&公開ショート動画の視聴回数が300万回以上(過去90日間)
②チャンネル登録者数500人&有効な公開動画を3本以上アップロード&有効な公開長尺動画の総再生時間が3,000時間以上(過去1年間)
- オープニングで引きつける
- 気になるタイトルにする
- 動画にコメントをしてもらうよう促す
『今後は本気でショート動画に挑戦したい!』と思っていた方は、ぜひこの機会にショート動画の作成に本腰を入れてみてはいかがでしょうか。
また、ショート動画と合わせ、YouTubeの動画に翻訳を入れることで、新たな視聴者を獲得したい方は下記よりお問い合わせくださいませ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!