YouTubeの月間アクティブユーザー数は2023年現在、世界で25億人、日本国内のみだと7,000万人と言われています。
この記事を読んでいる方の中には、YouTubeを翻訳して海外のユーザーを集めて、効果的にチャンネルを育てたいと思っている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、YouTube翻訳の効果やメリット・翻訳方法などについて説明していきます。
記事の後半では、翻訳すべきチャンネルや翻訳する際の注意点についても触れています。
翻訳をしようか少しでも悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
YouTubeを翻訳してみた効果は?
本記事を読んでいる方が1番気になっているのは、YouTubeを翻訳してみた効果でしょう。
具体的にイメージしやすいように、弊社の翻訳サービスを使っている方のデータなどを用いて、説明していきます。
登録者数、視聴回数、広告収益が伸びた!
下記は弊社の翻訳サービスを利用している方の、実際のデータになります。
上の表が翻訳開始前の1ヶ月間のデータ、下の表が翻訳開始6ヶ月後の1ヶ月間のデータになります。
チャンネル登録者数が増加すると共に、視聴回数や広告収益なども右肩上がりになっています。
もう少し具体的に説明すると、登録者増加数は約12倍、視聴回数は14.9倍、広告収益は14.9倍となっています。
広告収益以外にも収益源を確保できる
先ほど、YouTubeを翻訳することで広告収益が上がったと説明しましたが、YouTube翻訳は広告収益だけでなく、別の収益源を確保することもできます。
例えば、下記3つのような収益源を確保できます。
- 企業案件
- 物販
- 有料動画販売
①企業案件について
例えば、YouTubeを翻訳することで海外企業、海外進出を目指している企業、訪日外国人にアプローチしたい企業から企業案件を頂くことがあります。
弊社のお客様であれば、海外企業の「Notion」さんから案件を受けられている方がいらっしゃいます。
Notion:正式名称は「Notion Labs Inc.」。サンフランシスコに拠点を置くスタートアップ企業であり、メモやタスク管理などさまざまな機能を一元的に使えるクラウド型の万能アプリを開発している。
詳しい内容は、以下の記事にまとめています。
②物販について
YouTube翻訳を行うことで、海外からの視聴回数やチャンネル登録者数の増加が期待できます。
そして海外のファンが増えると、海外の方に向けた物販などもできるようになります。
YouTubeは、プログラミングが出来ない方でもECサイトを作れるサービス「shopify」と連携しているため、誰でも簡単にECサイトを作成することができます。
そして「shopify」を通じて、世界中に物販をすることが可能になります。
YouTubeの物販に関する機能については、下記をご覧くださいませ。
③有料動画販売について
YouTube翻訳をすると、ヨガやイラストの書き方などを有料コンテンツとして、海外の人にも販売することができます。
実際に、Vimeoで有料コンテンツを販売されているクリエイターさんもいらっしゃいます。
もし、Vimeoに興味がある方は下記記事をご覧くださいませ。
YouTubeを翻訳するメリットは?
次に、YouTubeを翻訳するメリットについて紹介していきます。
- 収益が増える
- 個人の思いや日本の良さを海外の人に伝えることができる
- 海外のファンができる
それぞれ具体的に説明します。
収益が増える
1つ目のメリットは、収益が増えることです。
先ほども説明したとおり、YouTubeを翻訳することで、広告収益以外にも海外からの企業案件、動画販売にも繋げることができます。
その結果、YouTubeによる収益源が増えて、収益額も増えることが予想できます。
個人の思いや日本の良さを海外の人に伝えることができる
2つ目のメリットは、個人の思いや日本の良さを海外の人に伝えることができることです。
例えば、日本人の考え方や文化を知ってもらうことで、日本を好きになったり、間違った知識の誤解を解くことができたりします。
YouTubeを翻訳しないと、基本的に海外の方は動画内容がわからないので、誤った認識をする可能性があります。
その一方でYouTubeを翻訳すれば、海外の方でも字幕を見れば内容がわかるようになるので、より正確に個人の思いや日本の良さを伝えることができます。
海外のファンができる
3つ目のメリットは、海外のファンができることです。
なぜなら日本の視聴者には刺さらなくても、海外から熱烈なファンができるケースがあるからです。
例えば、手フェチの方向けに自分の綺麗な手を発信しているYouTuberの方で、日本人にはあまり刺さらなかったが、海外には刺さったケースがあります。
日本と海外では動画の需要が異なったりするので、翻訳していきなりチャンネル登録者数が伸びたり、視聴回数が伸びるといったこともあります。
YouTubeを翻訳する方法は?
これまでYouTubeを翻訳する効果やメリットについて、説明してきました。
ただ、「翻訳ってどうやって行うの?」と疑問に感じている方もいることでしょう。
それでは次に、YouTubeを翻訳する方法3つを紹介していきます。
- 自動翻訳機能を使う
- 自身で翻訳する
- 翻訳会社に依頼する
それぞれ具体的に説明します。
自動翻訳機能を使う
YouTubeを翻訳する方法1つ目は、自動翻訳機能を使うやり方です。
自動翻訳を設定する手順は、下記のとおりになります。
- 自動字幕起こしを使って日本語の字幕作成
- 自動翻訳を使って外国語の字幕作成
ステップ①:自動字幕起こしを使って日本語の字幕作成
自動字幕起こしを使えば、YouTube動画に入っている音声を自動で文字起こししてくれますが、文字起こしの質が低いといった特徴があります。そのため、自身で正しく文字起こしされていない部分を修正する必要があります。
ステップ②:自動翻訳を使って外国語の字幕作成
ステップ①で正しい日本語の字幕が完成したら、次はその字幕を外国語に変換していきます。英語だけでなく、韓国語、中国語、スペイン語など様々な言語に翻訳できます。
自身で翻訳する
YouTubeを翻訳する方法2つ目は、自身で翻訳するやり方です。
このやり方は、自身で外国語に翻訳できる場合におすすめです。
もし自身で翻訳できなかったとしても、Google翻訳やDeepLなどを使うことでより質の高い翻訳ができます。
- YouTube Studioの「字幕」をクリック
- 翻訳したい言語をクリックして、追加する
- 「手動で入力」を選択する
- 翻訳テキストを打ち込む
①YouTube Studioの「字幕」をクリック
②翻訳したい言語をクリックして、追加する
③「手動で入力」を選択する
④翻訳テキストを打ち込む
翻訳会社に依頼する
YouTubeを翻訳する方法3つ目は、翻訳会社に依頼するやり方です。
相場としては、10分の動画を日本語から英語に翻訳すると大体25,000円くらいになります。
つまり、動画1分あたり約2,000円〜3,000円の翻訳費用がかかります。
もちろん費用はかかりますが、「翻訳の精度が担保される」や「自分の時間が確保できる」といったメリットもあります。
弊社クロボでは、これまで翻訳サービスの課題であった「料金が高くて中長期的に翻訳に取り組めない」を解決するべく、料金を安くするだけでなく、スピード感や翻訳言語数にもこだわっています。
- 動画1分あたり848円
- 納期は48時間以内
- 15言語の翻訳データをご納品
「今後は、YouTubeの翻訳を考えている」という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
YouTubeを翻訳すべきチャンネルとは?
「YouTubeの翻訳が気になっているけど、自分のチャンネルは海外に需要あるのかな?」と疑問に感じている方も少なくありません。
そこでYouTubeを翻訳すべきチャンネルの特徴3つを紹介していきます。
- 海外からのコメントが少しでも届いているチャンネル
- 海外受けが良いジャンルのチャンネル
- 日本文化を掛け合わせたチャンネル
それぞれ具体的に説明します。
海外からのコメントが少しでも届いているチャンネル
翻訳していないのにも関わらず、海外からコメントが来ているチャンネルは翻訳したら伸びる傾向にあります。
コメントが届くこと、それはすなわち海外でコンテンツが評価されている証です。
視聴者に適した言語に翻訳することで、より動画内容を理解できるようになり、視聴時間が長くなったり、チャンネル登録者が増えたりなどのメリットがあります。
海外からのコメントが数件でも入ってくるという場合は、翻訳をぜひ検討してみましょう。
海外受けが良いジャンルのチャンネル
海外から『Naruto(ナルト)』や『新世紀エヴァンゲリオン』といったアニメが人気であるように、YouTubeでも海外から支持を受けやすいジャンルがあります。
例えば、海外で人気のYouTubeジャンルだと、下記が挙げられます。
- 旅行
- 和食
- スイーツ
- 漫画/アニメ
- ASMR
- ペット/動物
- モッパン
- 日本独自の文化
- ゲーム
- ヨガ/ストレッチ
- セクシー
- 科学
詳細な内容については、下記の記事で説明しています。
『これからジャンルを固めていきたい!』と思っている方は、ぜひ目を通してみてください。
日本文化を掛け合わせたチャンネル
また京都や奈良などの日本文化がたくさんある観光地が人気なように、YouTubeでも日本文化を掛け合わせたチャンネルは海外から人気です。
そのため、日本文化を掛け合わせたチャンネルは翻訳したら伸びやすいです。
例えば、日本の田舎暮らしや、日本の魚を釣って捌いて食べるようなコンテンツなどが挙げられます。
下記のYouTuberは、日本の海で素潜りをして取れた魚を食べるコンテンツを発信していますが、海外の方から支持を受けています。
YouTubeを翻訳する際に気をつけるべきことは?
最後に、YouTubeを翻訳する際に気をつけるべきこと2つを説明します。
- 自動翻訳をする場合はチェックが必要
- 公開前に字幕をつける
それぞれ具体的に説明します。
自動翻訳をする場合はチェックが必要
気をつけるべきこと1つ目は、自動翻訳をする場合はチェックが必要ということです。
なぜなら、YouTubeの自動翻訳は精度が今ひとつだからです。
1つアドバイスするのであれば、翻訳前の日本語を整えることで、綺麗なアウトプットになりやすくなります。
具体的な自動翻訳の質を高める方法は、以下の記事で詳しく説明しています。
公開前に字幕をつける
気をつけるべきこと2つ目は、公開前に字幕をつけることです。
理由は下記の画像の通り、YouTubeは公開初日が最もインプレッション数が伸びやすいからです。
上記は一例ですが、公開初日に全体の約40%が視聴者に表示(インプレッション)されています。
そのため、公開のタイミングで字幕をつけていない場合、約40%の海外の視聴者は字幕がない状態で見ることになります。
その結果動画の内容が理解できないため、視聴維持率が低くなります。
その結果、海外からの平均視聴時間が短くなり、YouTubeはこの動画は海外から人気がないと判断し、海外の方へオススメされにくくなります。
まとめ
今回は、YouTubeの翻訳による効果やメリット、翻訳方法などをメインに説明してきました。
冒頭でも伝えたとおり、YouTubeを翻訳することでチャンネル登録者数だけでなく、視聴回数、収益なども上がった実績があります。
また企業案件が増えたり、物販の売上が上がったりなど、収益源が増えてより安定した収入にも繋がる可能性が出てきます。
「翻訳しようかな、、」と少しでも考えている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!