YouTubeを長く続けていると、海外の方からコメントが来ることはありませんか。
『英語でコメントが来ても、意味わからないし放置しておこう!』となりがちですが、そんなあなたは要注意です!
なぜならその海外の方はあなたのYouTubeチャンネルに興味を持っており、『チャンネル登録をしようかな〜』と迷っている可能性が高いからです。
例えば字幕を設定したり、動画のタイトルを外国語に翻訳してあげたりすると、海外の方はよりあなたのチャンネルに興味を示すことでしょう。
ということで今回は、YouTubeの海外向けの設定方法を紹介していきます。
「海外で人気のジャンルを知りたい!」という方は、ぜひ以下の記事を参考にしてみてください!
YouTubeを海外向けにするための3つの設定!
YouTubeを海外向けにするための設定は、以下の3つになります。
- チャンネル名&チャンネル説明を翻訳
- 動画のタイトルと概要欄を翻訳
- 動画の字幕を翻訳
それぞれの設定方法、設定するメリットを紹介していきます。
チャンネル名&チャンネル説明を翻訳
1つ目にチャンネル名&チャンネル説明を翻訳する方法を紹介していきます。
■設定の手順
①YouTube Stadioにログインして、『カスタマイズ』をクリックする。
②『基本情報』をクリックして、『言語を追加』をクリックする。
③『元の言語』と『翻訳言語』を選択する
元の言語は日本語、翻訳言語は好きなものを選びましょう。今回は1番メジャーな英語を選択しています。
④『チャンネル名』と『チャンネルの説明』の部分に、翻訳後の内容を入力します。
⑤翻訳内容に問題なければ、『完了』をクリックします。
⑥『言語:日本語』をクリックして、『英語』に変更します。
⑦自分のチャンネルを表示して、翻訳できていたら設定完了です!
- チャンネル全体の内容を理解してもらえる
- チャンネル登録をしてもらえる可能性が上がる
基本的にチャンネル登録は、『動画を見る』→『そのチャンネルに飛んで、メインの内容を把握する』→『チャンネル登録する』というプロセスを踏みます。
ただ海外の方がチャンネル名、チャンネル説明を見て『日本語だからわからない、、』となれば、内容がわからず離脱されますよね。
そのためチャンネル名とチャンネル説明を海外向けに設定することで、まず理解してもらうことが大切になります。
海外向けにチャンネル名とチャンネル説明を設定するときは、キーワードを入れることがおすすめです。
なぜなら海外向けのキーワードを入れることで、自分のチャンネルがどのようなチャンネルなのか海外の方にひと目で理解してもらえるからです。
例えば弊社クロボであれば翻訳会社なので、「Translation」や「번역」のように「翻訳」という意味の海外向けのキーワードを入れます。
- 日本語:株式会社クロボ
- 英語:crobo Co.,Ltd.(Translation)→日本語訳:株式会社クロボ(翻訳)
- 韓国語:주식회사crobo(번역)→日本語訳:株式会社クロボ(翻訳)
動画のタイトルと概要欄を翻訳
2つ目に動画のタイトルと概要欄を翻訳する方法を紹介していきます。
■設定の手順
①YouTube Stadioにログインして、『字幕』をクリックする。
②翻訳したい動画を選択する。
③『言語を追加』をクリックする。
④タイトルと説明の『追加』をクリックする。
⑤『タイトル』と『説明』の部分に、翻訳後の内容を入力します。
⑥翻訳内容に問題なければ、『公開』をクリックして設定完了です。
動画のタイトルと概要欄を翻訳するメリットは、以下の2つになります。
- 海外の人が見た際に、タイトルが外国語で表示される
- チャンネル登録や高評価を呼びかけることができる
海外の方がYouTubeを閲覧するときは、タイトルが視聴者の母国語で表示されているため、クリックされやすくなります。
また概要欄に「Please subscribe and like.」などチャンネル登録と高評価を促す文言をいれることで、海外からの視聴者を増加させることが可能になります。
上記のような文言だけでなく、他のSNSや物販のサイトのリンクも貼ることもできます。
そのためYouTubeとは別の部分でマネタイズしたい人にもおすすめです!
クリックされやすいタイトルの付け方は、以下の記事を参考にしてみてください!
動画の字幕を翻訳
3つ目に動画の字幕を翻訳する方法を紹介していきます。
■設定の手順
①字幕ファイル形式(srtファイル)で字幕を翻訳する。
②翻訳したファイルをYouTube Studioからアップロードする。
『詳しい設定方法を知りたい!』という方は、以下の記事を参考にしてみてください!
動画の字幕を翻訳するメリットは、以下の2つになります。
- 海外の方でも動画の内容がわかるようになる
- 海外の方のおすすめ動画に載りやすくなる
まず海外向けに字幕を設定することで、海外の視聴者がクリエイターの発言を理解できるようになります。
それで視聴回数が増える訳ではないですが、内容が理解できるようになって初めて、動画が見られるようになります。
また、YouTube動画に字幕をつけることは、動画に有効な文字情報を持たせることを意味します。
例えば、動画内のクリエイターの発言を字幕にすれば、検索システムがそれらの字幕を動画に関する情報の1つとして認識します。
その結果、字幕をつけた海外向けの動画の検索トラフィックやページビュー(PV)が向上するという調査結果が得られています。
これらを踏まえると、字幕を設定すれば海外の方のおすすめ動画に載りやすくなるということがわかります。
もし、YouTubeの翻訳をお考えであれば、下記からお問い合わせくださいませ。
海外向けYouTubeの収益はどうなるのか?
海外向けにYouTubeを発信したことがない方は、「広告収益ってどうやって決まるの?」と疑問に思っているかもしれません。
本章では、海外向けYouTubeの収益はどうなるのかを具体的に説明していきます。
広告収益は「再生回数×広告単価」で決まる!
日本でYouTubeを発信するのと同じく、「再生回数×広告単価」で広告収益が決まります。
例えばアメリカの広告単価が0.97円かつ10万回再生されたなら、「100,000×0.97」なので9.7万円の広告収益が入ります。
またドイツの広告単価が0.74円で、かつ5万回再生された場合、「50,000×0.74」なので3.7万円と計算ができます。
上記のようにアメリカで10万回再生かつドイツで5万回再生となれば、広告収益は「9.7万円+3.7万円」になり、合計で13.4万円となります。
再生される国ごとに広告単価が変わる
先ほど、アメリカとドイツを例に話したとおり、再生される国ごとに広告単価が変わります。
弊社クロボの調査によると、YouTube動画の広告単価ランキングは下記のとおりです。
- オーストラリア(1再生あたりの広告単価→1.10円)
- アメリカ(1再生あたりの広告単価→0.97円)
- ドイツ(1再生あたりの広告単価→0.74円)
- イギリス(1再生あたりの広告単価→0.72円)
- カナダ(1再生あたりの広告単価→0.69円)
そのため、どの国をターゲットにYouTube動画を発信するかによって、大きく収益性が変わってきます。
上記のランキングによると、オーストラリアとカナダの単価は約2倍異なるので、同じ1万回再生でも収益は約2倍も異なります。
「国ごとの広告単価をもっと具体的に知りたい!」という方は、以下の記事を参考にしてみてください!
おすすめの翻訳ツールは!?
YouTubeのチャンネル名、動画のタイトル、字幕を海外向けに設定するのに、必要なのが翻訳ツールです。
おすすめの翻訳ツールは、下記の2つになります。
- Google翻訳
- DeepL翻訳
それぞれの特徴を説明します。
Google翻訳
YouTube翻訳で1番使うのが、Google翻訳になります。
なぜなら言語数が多く、YouTubeで使える言語をすべて扱えるからです。
そのため他の翻訳ツールの対応外の言語だった場合、他のツールで翻訳をしてみたけど文章に違和感がある場合に、使用するケースが多いです。
英語、中国語、スペイン語、ヒンディー語など合計133か国語に対応しているので、使っておいて損はない翻訳ツールになります。
DeepL翻訳
自然な翻訳ができると定評なのが、DeepL翻訳になります。
Google翻訳よりもDeepL翻訳の方が、より砕けた表現で翻訳できるので非常におすすめです。
また慣用句がある文章もきれいに訳すことができます。
例えば「cut corners(手を抜く)」という慣用句を使った文章を翻訳した結果が、下記のとおりになります。
- Google翻訳:角を切らないでください
- DeepL翻訳:手を抜いてはいけない
このようにGoogle翻訳より精度的に少し上なのがDeepL翻訳になります。
ただ翻訳できる言語数が少ないので、もし翻訳できなかった場合はGoogle翻訳に頼るようにしましょう。
翻訳ツールを利用する際の注意点について
先ほど、おすすめの翻訳ツールである「Google翻訳」と「DeepL翻訳」について紹介しました。
翻訳ツールは確かに便利ですが、利用する上での注意点もあります。
- 不自然な文章になりやすいので修正が必要
- 翻訳ツールが理解しやすい日本語字幕を作らなければならない
- 翻訳ツールによって強みが異なるので使い分けるべき
それぞれ具体的に説明します。
不自然な文章になりやすいので修正が必要
1つ目の注意点は、不自然な文章になりやすいので修正が必要ということです。
翻訳ツールは「文脈で文章の意図を見分ける」という作業が苦手なため、意味が曖昧な文章を翻訳する作業に向いていません。
たとえば、「今日はスパゲティーを作るのに必要な物を買った」という文章。
人間であれば物というのはパスタなどの食材を指すのかなと想像できます。
しかし翻訳ツールの場合、ニュアンスを汲み取ったり、前後のコンテキストを把握できないので、「物」の翻訳も曖昧になってしまいがちです。
そのため、YouTube動画の翻訳を完璧にしたいのであれば、間違いなく修正が必要になってきます。
翻訳ツールが理解しやすい日本語字幕を作らなければならない
2つ目の注意点は、翻訳ツールが理解しやすい日本語字幕を作らなければならないことです。
先ほども述べたとおり、翻訳ツールは文脈で文章の意図を見分けるのが不得意だからです。
話し言葉をそのまま翻訳してしまうと、文脈などがわかりにくく、クオリティの低い翻訳になってしまいます。
そのため、下記のルールを守るようにしましょう。
- ひとつの文章が長くなりすぎないようにする
- 簡潔な言い回しにする
上記を守っていれば、翻訳ツールでも比較的クオリティの高い字幕を作成できます。
ただし、「話し言葉」→「わかりやすくて短い文章」に変更するというプロセスを踏む必要があり、ある程度修正を加えなければなりません。
なので「翻訳にわざわざ時間をかけるのは嫌!」という方は、注意が必要です!
翻訳ツールによって強みが異なるので使い分けるべき!
3つ目の注意点は、翻訳ツールによって強みが異なるので使い分けるべきということです。
Deeplは固有名詞や方言に対応できます。
例えば、関西弁の字幕を翻訳しても、正しい英語でアウトプットが返ってきます。
一方で、Googleは専門性の高い医療系などの翻訳を得意としており、また100以上の言語に対応しているといった特徴があります。
例えば、ニッチな国に発信したい場合でも、Google翻訳であればほとんどの言語で翻訳できるので頼りになります。
上記のように、状況に応じて適切な翻訳ツールは異なります。
そのため、自身のジャンルはGoogle翻訳が向いているのか、DeepL翻訳が向いているのか、はたまた別の翻訳ツールが向いているのかなどは事前に検討するようにしましょう。
「自分では決めきれない、、、」という方は、以下のリンクを参考にしてみてください!
まとめ
今回はYouTubeを海外向けにするための3つの設定、おすすめの翻訳ツールを紹介してきました。
内容をまとめると以下のとおりです。
- チャンネル名&チャンネル説明を翻訳
- 動画のタイトルと概要欄を翻訳
- 動画の字幕を翻訳
- Google翻訳
- DeepL翻訳
自身のチャンネルを徐々に海外向けにしていくためには、上述した3つの設定をすることが大切になってきます。
まだ設定できていない人は、忘れないうちにやっておきましょう!
また、翻訳を自分でするべきなのか、それとも翻訳ツールを使うべきなのか迷っている方は、以下の記事もぜひ参考にしてみてくださいね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。