YouTubeで「なぜか再生数が伸びない」「急におすすめに出なくなった」と悩んだことはありませんか?
もしかするとあなたは今、「アルゴリズムの壁」にぶつかっているのかもしれません。
YouTubeでは、クリック率や視聴維持率、エンゲージメントなど、
特定の指標が重視されており、それらが評価されることで再生回数や登録者数の伸びに直結します。
本記事ではアルゴリズムに強くなるために知っておきたい5つの重要指標と、その攻略のコツをわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください!
YouTubeのアルゴリズムとは
YouTubeのアルゴリズムとは、下記の行動データをもとに関連性の高い動画を自動で推薦する仕組みのことです。
- ユーザーの視聴履歴
- ユーザーの検索傾向
- 再生時間
- エンゲージメント(高評価・コメント等)
このアルゴリズムは一人一人のユーザーの興味関心を継続的に分析し、個別最適化されたコンテンツ表示を行なっています。
そして、YouTubeというプラットフォームの滞在時間を少しでも伸ばせるように、日々アルゴリズムは変更されています。
特にホーム画面、関連動画、検索結果に強く影響するようになっており、
アルゴリズムに優遇されれば露出回数が増え、必然的に再生回数やチャンネル登録数も増えるようになっています。
企業やクリエイターは視聴者とのマッチング精度を高めるためにも、
動画の内容、タイトル、サムネイル、メタデータ(キーワードや概要欄など)の最適化が重要となっています。
YouTubeアルゴリズムに影響する重要指標
YouTubeアルゴリズムに大きく影響する指標は、下記のとおりです。
- クリック率
- 総再生時間
- エンゲージメント率
- 平均視聴時間
- キーワード
それぞれ具体的に説明します。
重要指標は、基本的にYouTube Studioで確認できます。使い方がわからない方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。

クリック率
アルゴリズムの重要指標1つ目は「クリック率」です。
クリック率は、動画の表示(インプレッション)に対してどれだけクリックされたかを示す指標です。
例えば、動画が100回表示されて20回クリックされれば、クリック率は20%になります。
ユーザーがサムネイルやタイトルに魅力を感じたかを判断する材料であり、
YouTube側はクリック率の高い動画を「関心を引く良質なコンテンツ」とみなします。
クリック率が高ければより多くの露出が与えられ、
ホーム画面や関連動画に表示されやすくなるため、再生回数が伸びやすくなります。
業界やチャンネルによってクリック率の平均は異なりますが、3%未満の場合は改善が必要だといえます。
総再生時間
アルゴリズムの重要指標2つ目は「総再生時間」です。
YouTubeは、総再生時間をアルゴリズムの最重要指標の一つと見なしています。
総再生時間が長い動画は「視聴者の関心を引き続ける力がある」と判断され、アルゴリズムに優遇されやすくなります。
YouTubeは広告収益で稼いでいるビジネスモデルであり、
ユーザーが長くYouTubeに滞在することが全体の利益に直結するためです。
再生回数よりも「どれだけ長く見られたか」が重視されますので、
再生リストを有効活用していかに一人当たりの総再生回数を伸ばすのかが重要になってきます。
動画をシリーズ化したり、ストーリー性のある動画を作ったりすることが大事になります。
エンゲージメント率
アルゴリズムの重要指標3つ目は「エンゲージメント率」です。
YouTubeのエンゲージメントとは、下記のような行動を指します。
- 高評価
- コメント
- 共有
- チャンネル登録
そしてエンゲージメント率が高いと、
YouTubeのアルゴリズムは「視聴者が積極的に関わる動画=価値がある」と判断して、さらに拡散しやすくなります。
単に動画が見られるだけでなく、
反応を引き出す設計(問いかけ、コメント誘導など)が高く評価される傾向があります。
平均視聴時間
アルゴリズムの重要指標4つ目は「平均視聴時間」です。
動画一本あたりの平均視聴時間も、アルゴリズムの重要指標だといえます。
例えば、合計20分の動画なのに平均視聴時間が2分だと、
「平均視聴時間が短い=コンテンツの品質が低い」と判断されてしまい、アルゴリズムに優遇されなくなってしまいます。
最後まで見たいと思わせる動画構成・編集をすることが大事だといえます。
また短期離脱を防ぐためにも、釣りサムネ・タイトルを避けるだけでなく、
動画の冒頭での惹きつけやテンポの良さを意識することも大事になります。
平均視聴時間を伸ばすコツに関しては、以下の記事で詳しく説明しています。

キーワード
アルゴリズムの重要指標5つ目は「キーワード」です。
タイトル、説明文、タグに含まれるキーワードは、検索や関連動画に表示されるかどうかを決める重要要素です。
YouTubeはGoogle傘下であり、検索エンジン的な仕組みを内包しているため、
キーワードが含まれているかによって自然検索からの流入を獲得できるかが決まってきます。
例えば、30代に向けたスキンケア方法を紹介している動画であれば、
「30代」や「スキンケア」を含んだタイトルや概要欄を作ることが大切です。
検索需要の大きいジャンルであれば、動画を作るときに必ずキーワードも一緒に検討するようにしましょう。
YouTubeのキーワード選定のやり方がわからない方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。

YouTubeアルゴリズムを活用するコツ
YouTubeアルゴリズムを活用するコツは、下記のとおりです。
- 再生リストの作成
- バズる時間帯に動画を投稿する
- テロップや字幕を設定する
それぞれ具体的に説明します。
再生リストの作成
再生リストは、視聴者に連続して複数の動画を見てもらう仕組みを作ることで、
総再生時間を大幅に引き上げる効果があります。
YouTubeのアルゴリズムは、視聴者の滞在時間が長いチャンネルを高く評価し、より多くの推薦枠に表示します。
また再生リストは検索結果やチャンネルトップでも独立して表示されるため、導線の強化にもつながります。
特にテーマやシリーズごとに分けることで、視聴者の関心を維持しやすくなるのでおすすめです。
再生リストをまだ作ったことがないという方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。

バズる時間帯に動画を投稿する
動画の初動の「視聴回数」と「エンゲージメント率」は、アルゴリズムによる評価に大きく影響します。
投稿タイミングをターゲット視聴者のアクティブ時間帯に合わせることで、
通知からの視聴やコメント、シェアが活発になりやすく初速の数値が伸びます。
これにより「注目度の高い動画」と判断され、関連動画やホーム画面での露出が促進されます。
そのため、YouTube動画はなるべくアクティブな時間帯に投稿するのがおすすめです。
ただし、アクティブ時間帯はチャンネルによって異なります。
ぜひ自身のチャンネルの伸びやすい時間帯を、以下の記事を参考にしてチェックしてみてください。

テロップや字幕を設定する
字幕やテロップは、音声なしで視聴されるケース(通勤・職場など)でも内容が伝わるため、
離脱率を下げて平均視聴時間を高めるのに有効です。
加えて、外国語字幕の追加によって国際的なリーチが広がり、再生数や総再生時間の底上げにもつながります。
下記に該当するジャンルの方は海外で伸びやすい傾向があるため、ぜひYouTube翻訳を検討してみてください。
- 旅行
- 和食/日本食
- スイーツ
- 漫画/アニメ
- ASMR
- ペット/動物
- モッパン
- 日本独自の文化
- キャンプ・バンライフ
- ヨガ/ストレッチ
- セクシー
- 暮らし・VLOG
YouTube翻訳における実際の効果について、詳しく知りたい方はぜひ以下のインタビュー記事をご覧ください。


まとめ
YouTubeを伸ばすにはただ動画を投稿するだけでなく、
アルゴリズムの仕組みを理解したうえで工夫をすることがとても大切です。
今回紹介したクリック率や総再生時間、エンゲージメント率など、
いくつかの指標を意識するだけで動画の伸び方は大きく変わってきます。
「再生回数が伸び悩んでいる、、、」という方は、これまでの伸びた動画・伸びなかった動画の指標などを確認して、
自分の勝ちパターンを見つけていきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!